電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U96025

タイトル(和文)

短波海洋レーダによる表層流速観測の適用性

タイトル(英文)

SURFACE CURENT OBSERVATION WITH HF OCEAN RADAR

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

福島沖において短波海洋レーダによる表層流速観測を実施し,同時期の流速計による観測結果と比較することにより,短波海洋レーダの表層流速観測への適用性を検討した。その結果,沖合4km以上で水深20m以深の海域では,短波海洋レーダにより,10cm/s以下の精度で表層流速を観測できる見通しが得られた。また,短波海洋レーダによって得られた観測結果から,同海域において見られる南流と北流が不規則に転流する特性は,風との相関が高いこと,および本海域で出現■度の高い継続的な南流は,同海域を発達した低気圧が西から東へ通過する時期に現れることなどが確認された。

概要 (英文)

SEA SURFACE CURRENTS WERE OBSERVED USING TWOHF OCEAN RADARS IN THE SEA OFF FUKUSHIMA.THE APPLICABILITY TO CURRENT OBSERVATION WAS COMPARED TO IN-SITU OBSERVATION DATA SEVERAL CURRENT METERS AT THE SAME TIME PERIOD.THE RESULTS SHOW THAT HF OCEAN RADAR CAN MEASURE SEA SURFACE CURRENTS WITH A VELOCITY ACCURACY OF BETTER THAN 10 CM/S. THE HF OCEAN RADAR RESULTS ALSO INDICATE THAT VARIABILITY IN CURRENT PATTERNS RELATED TO WIND, PATTERN A STRONG SOUTHWARD CURRENT PATTERN APPEARED JUST AFTER STRONG CYCLONES PASSED WEST TO EAST IN THIS AREA.

報告書年度

1996

発行年月

1997/01/01

報告者

担当氏名所属

坂井 伸一

我孫子研究所環境科学部

水鳥 雅文

我孫子研究所環境科学部

キーワード

和文英文
短波海洋レーダ HF OCEAN RADAR
リモートセンシング REMOTE SENSING
表層流速観測 SEA SURFACE CURRENT OBSERVATION
福島沖 FUKUSHIMA
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