電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U94017

タイトル(和文)

ヒラメの成育促進技術の開発4.ヒラメの成長に与える水温の影響

タイトル(英文)

DEVELOPMENT TECHNOLOGIES TO HASTEN GROWTH OFJAPANESE FLOUNDER 4.EFFECTS OF TEMPERATURE ON GROWTH OF JAPANESE FLOUNDER

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

水温がヒラメの成長に与える影響を検討するために,稚魚,前期若魚,後期若魚,未成魚について10,15,20,25,30度で飼育実験を行い,以下の結果を得た。(1)日間増重率は水温とともに増加し,20度または25度で最大となった。また,いずれの成長段階においても,20度と25度の差は小さかった。(2)日間摂餌率は25度までは水温とともに増加した。(3)飼料転換効率は,20度にくらべて25度でやや低下した。これらの結果より,ヒラメを稚魚から未成魚まで飼育する場合には,水温を20~25度に保つことによって良好な成長が期待できるものと考えられた。

概要 (英文)

REARING EXPERIMENTS WERE CARRIED OUT TO EXAMINE THE EFFECTS OF TEMPERATURE ON THE GROWTH OF JUVENILE,YOUNG I,YOUNG 2,AND IMMATURE JAPANESE FLOUNDER AT 10,15,20,25 AND 30 DEGREE. AT EVERYDEVELOPMENTAL STAGE,THE DAILY GROWTH RATE INCREASED WITH TEMPERATURE UP TO 20 OR 25 DEGREE,AND THERE WAS NO LARGE DIFFERENCE IN THE RATE BETWEEN THESE TEMPERATURES. THE HIGHEST DAILY FEEDING RATES WERE OBTAINED AT 20 DEGREE,BUT THE FOOD- CONVERSION EFFICIENCIES AT 25 DEGREE WERE SLIGHTLY LOWER THAN AT 20 DEGREE. THEREFORE,THE OPTIMUM TEMPERATURE FOR GROWTH OF THE JAPANESE FLOUNDER DURING THE JUVENILE TO IMMATURE DEVELOPMENTAL STAGE IS BETWEEN 20 AND 25 DEGREE.

報告書年度

1994

発行年月

1994/08

報告者

担当氏名所属

岩田 仲弘

我孫子研究所生物部水生生物グループ

菊池 弘太郎

我孫子研究所生物部水生生物グループ

古田 岳志

我孫子研究所生物部水生生物グループ

キーワード

和文英文
ヒラメ JAPANESE FLOUNDER
水温 TEMPERATURE
成長 GROWTH
摂餌 FEEDING
循環濾過養魚システム SEAWATER RECIRCULATION SYSTEM
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