電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
U94002
タイトル(和文)
劣化ウランを混入した重コンクリートの実用化の検討
タイトル(英文)
FESIBILITY STUDY ON HEAVY CONCRETE MIXED WITH DEPLETED URANIOM
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
ウラン濃縮事業により今後多量の劣化ウランの発生が予想されるが,将来的にはこの処理,貯蔵,処分方法が問題になると考えられる。この劣化ウランは比重が極めて大きくガンマ線へい材として優れていることから,その有効利用の1つとして劣化ウランをコンクリートに混入した重コンクリート成立性について検討した。その結果,(1)濃縮事業が当初の計画どうり実施された場合には劣化ウラン発生量は2010年頃には貯蔵容量を超える可能性があること(2)遮へい性能が従来の普通コンクリートの1000倍を持つこと等が明らかとなった。このようなことから,劣化ウランを混入したコンクリートが劣化ウランの有効利用の方法として有望であるものと考える。
概要 (英文)
A LARGE QUANTITY OF DEPLETED URANIUM WILL BEGENERATED IN THE PROCESS OF URANIUM ENRICHMENT.THIS IS A BIG PROBLEM.HOWEVER DEPLETED URANIUM IS SUITABLE AS ALPHA-SHIELDING MATERIAL.THEREFORE,WE CARRIED OUT A FEASIBILITY STUDY ON THE USE OF DEPLETED URANIUM ASAGGREGATE.THE FOLLOWING RESULTS WERE OBTAINED.(1)THE GENERATED AMOUNT OF DEPLETED URANIUM WILL EXCEED THE STORAGE CAPACITY OF THE ENRICHMENT PLANT WHEN IT OPERATES AS SCHEDULED. (2)HEAVY CONCRETE MIXED WITH DEPLETED URANIUM HAS MANY ADVANTAGES COMPARED TO NORMAL CONCRETE.THESE RESULTS SUGGEST THAT HEAVY CONCTETE MIXED WITH DEPLETED URANIUM IS A PROMISING CANDIDATE FOR BOTH WASTE MANAGEMENT,AND DEVELOPMENT OF IMPROVED SHIELDING MATERIALS.
報告書年度
1994
発行年月
1994/06/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
伊藤 千浩 |
我孫子研究所原燃サイクルプロジェクト部輸送・貯蔵チーム |
共 |
白井 孝治 |
我孫子研究所原燃サイクルプロジェクト部輸送・貯蔵チーム |
共 |
服部 清一 |
我孫子研究所原燃サイクルプロジェクト部輸送・貯蔵チーム |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
劣化ウラン | DEPLETED URANIUM |
重コンクリート | HEAVY CONCRETE |
遮へい材料 | SHIELDING MATERIAL |