電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U93040

タイトル(和文)

ロックフィルダムの長期変形挙動に関する実測データの分析と評価法

タイトル(英文)

ANALYSIS AND EVALUATION OF MEASURED DATA ON LONG-TERM DEFORMATION OF ROCK-FILL DAM

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

我国において大規模ロックフィルダムのうち最も多い形式であるセンターコアタイプダムの長期変形挙動を把握するため,天山ダムおよび他のダムの実測沈下データを評価した。得られた結果は以下のようである。(1)長期挙動把握のためには天端沈下がふさわしく,沈下の様子をレオロジカルに表示するとダムの安定期は3~5年となる。(2)ロック部の浸水沈下を簡易に求める一次元計算法を提案し,天山ダムの実測と比較した。(3)竣工後10年以上経過すると天端沈下はダム盛立時の最大沈下の約半分となることをデータにより示し,力学的解釈を試みた。

概要 (英文)

MEASURED DAM SETTLEMENT DATA WERE ANALYZED TO INVESTIGATE THE LONG-TERM DEFORMATION OF CORE DAMS WHICH ARE POPULAR IN JAPAN. THE RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)CREST SETTLEMENT IS AN IMPORTANT PARAMETER IN EVALUATING LONG-TERM DEFORMATION OF A ROCK-FILL DAM. THREE TO FIVE YEARS ARE REQUITED FOR CREST SETTLEMENT TO STABILIZE AND SOME RHEOLOGICAL MODELS ARE PROPOSED FOR THIS TREND. (2)A SIMPLIFIED METHOD IS PROPOSED TO OBTAIN THE SETTLEMENT BY SUBMERGENCE. (3)THE CREST SETTLEMENT AFTER CONSTRUCTION IS READY HALF THE MAXIMUM SETTLEMENT DURINGCONSTRUCTION.

報告書年度

1993

発行年月

1994/02/01

報告者

担当氏名所属

岡本 敏郎

我孫子研究所耐震部土質グループ

緒方 信英

我孫子研究所耐震部

田代 幸英

九州電力株式会社

キーワード

和文英文
ロックフィルダム ROCK-FILL DAM
長期変形 LONG-TERM DEFORMATION
天端沈下 SETTLEMENT OF CREST
浸水沈下 SETTLEMENT BY SUBMERGENCE
安定期 STABILITY PERIOD
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