電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U93019

タイトル(和文)

ESR法による断層最終活動年代測定法の適用性検討(1)~石英中のESR信号のゼロセットに関する実験的検討~

タイトル(英文)

STUDIES ON APPLICABILITY OF FALT DATING BY ESR METHOD (1) EXPERIMENTS ON ZERO SETTING ESR SIGNALS IN QUARTY

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ESR法による断層最終活動年代測定法の信頼性向上のために,石英中のESR信号のゼロセットのメカニズムの実験的検討を行なった。本研究で得られた主な結果は以下の通りである。(1)リング剪断実験により示されていた条件では,E’信号のセロゼットは起こらない。(2)石英中に認められるESR信号の中では,Ti信号が加熱に対して最もゼロセットしやすく,採用する信号として適している。(3)今回の実験結果は,地下深部の断層運動において,断層内物質に含まれる石英中のTi信号を用いたESR法により最終活動年代が得られる可能性を示唆している。

概要 (英文)

EXPERIMANTAL STUDIES ON THE ZERO-SETTING(PERFECT ANNEALING)MECHANISM OF ESR(ELECTRON SPIN RESONANCE)SIGNALS IN QUARTZ WERE PERFORMED TO ADVANCE THE ESR FAULT DATING METHOD. THE RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)THE DISAPPEARANCE OF ESR SIGNALS IN THE RING-SHEARINGTEST SIMULATING THE FAULT MOVEMENT IS CAUSED BY DISTURBANCE OF THE BROAD ESR SIGNALS AS A RESULT OF IRON-POWDER CONTAMINATION ORIGINATING FROM THE STEEL SHEARING PLATE.THEREFORE,ZERO-SETTING OF ESR SIGNALS COULD NOT OCCURR UNDER THE TEST CONDITION. (2)THE TICENTER SIGNAL INTENSITY IS CLEARLY THE MOST HEAT-SENSITIVE SIGNAL AMONG THE SEVERAL ESR SIGNALS IN QUARTZ AS DEMANSTRATED AN ISOTHERMAL ANNEALING EXPERIMENT.THEREFORE,THE TI CENTER SIGNAL IS THOUGHT TO BE MOST SUITABLE FOR FAULT DATING. (3)BASED ON THE THERMAL PROPERTIES OF THE TI CENTER SIGNAL AND THE RELATIONSHIP BETWEEN

報告書年度

1993

発行年月

1993/09/01

報告者

担当氏名所属

幡谷 竜太

我孫子研究所地質地盤部断層活動性グループ

田中 和広

我孫子研究所原燃サイクルプロジェクト部処分チーム

キーワード

和文英文
ESR法 ELECTRON SPIN RESONANCE
年代測定 DATING
断層内物質 INTRA-FAULT MATERIALS
断層活動性 FAULT ACTIVITY
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