電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U92036

タイトル(和文)

使用済燃料キャスク貯蔵技術の確立-建屋倒壊に対するキャスクの健全性評価-

タイトル(英文)

ESTABLISHMENT OF CASK-STORAGE TECHNOLOGY FORSPENT FUEL -EVALUATION OF CASK INTEGRITY AGAINST DROPPING HEAVY WEIGHT-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

使用済燃料のキャスク貯蔵を実用化するための技術的課題のひとつとして,耐震Cクラスとして設計された貯蔵建屋がS2クラスの地震時に万が一倒壊しキャスク上に天井等の重量物が落下するような事象に対するキャスクの健全性を明らかにすることが考えられる。このようなことから,実物大キャスクと貯蔵建屋の天井スラブを模擬した鉄筋コンクリートスラブを用いた落下試験を実施した。試験結果によれば,スラブが直接衝突するキャスクの外蓋およびその取付部には大きなひずみが発生するもののキャスク内蓋および本体に発生するひずみは非常に小さく構造的な健全性は保持されることが明らかとなった。また,試験前後に実施した密封性能試験において外蓋,内蓋の密封部に異常は見られず,密封性能が健全であることが示された。

概要 (英文)

WE DROPPED REINFORCED CONCRETE SLABS REPRESENTING THE ROOF OF A STORAGE HOUSE ONTO STORAGE CASKS TO CONFIRM THE INTEGRITY OF THE CASKS SUBJECTED TO IMPACT LOAD CAUSED BY COLLAPSE OF THE STORAGE HOUSE DURING AN EARTHQUAKE. THIS IS ONE OF THE TECHNICAL ISSUESTO BE CONSIDERED IN SAFETY ANALYSIS OF CASKS AND STORAGE HOUSES. THE TEST RESULTS SHOWED THAT THE STRAIN AT THE CASK BODY AND INNER LID CAUSED BY THE SLAB IMPACT WAS VERY SMALL AND THE LEAK TIGHTNESS OF THE CASK LID WAS MAINTAINED. THEREFORE,CASK INTEGRITY IS MAINTAINED EVEN UNDER IMPACT LOAD DUE TO COLLAPSE OF THE STORAGE HOUSE.

報告書年度

1992

発行年月

1992/12/01

報告者

担当氏名所属

伊藤 千浩

我孫子研究所原燃サイクル部輸送・貯蔵研究室

加藤 安久

我孫子研究所原燃サイクル部輸送・貯蔵研究室

白井 孝治

我孫子研究所原燃サイクル部輸送・貯蔵研究室

キーワード

和文英文
キャスク CASK
使用済燃料 SPENT FUEL
乾式貯蔵 DRY STORAGE
建屋到壊 STORAGE HOUSE COLLAPSE
地震 EARTHQUAKE
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