電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
U92035
タイトル(和文)
使用済燃料キャスク貯蔵技術の確立-取扱中の落下に対するキャスクの健全性評価-
タイトル(英文)
ESTABLISHMENT OF CASK-STORAGE TECHNOLOGY FORSPENT FUEL -EVALUATION OF CASK INTEGRITY AT POSTULATED MISHANDLING DROP-
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
使用済燃料のキャスク貯蔵を実用化するための技術的課題のひとつとして,貯蔵施設内でのキャスクのハンドリング中に万が一発生するかもしれない落下に対するキャスクの健全性を明らかにするため,実物大キャスクと貯蔵建屋の床を模擬した鉄筋コンクリート床版を用いた落下試験を実施した。試験結果によれば,通常のハンドリング高さ(1.5m)および施設の構造より定まる最大吊上げ高さ(7.5m)の落下に対してキャスクが健全性を保持し,かつ,十分な裕度を有することが明らかとなった。また,当所で開発した鉄筋コンクリート衝撃解析コードにより本試験に対しシミュレーション解析を実施し,その適用性を確認した。
概要 (英文)
WE DROPPED CASKS ONTO A REINFORCED CONCRETE PAD REPRESENTING THE FLOOR OF A STORAGE FACILITY TO CONFIRM THE INTEGRITY OF CASKS SUBJECTED TO IMPACT LOAD CAUSED BY CASK MISHANDLING DROP. THE TEST RESULTS SHOWED THAT THE CASK INTEGRITY WAS MAINTAINED STRUCTURALLY,AND THE LEAK TIGHTNESS WAS ALSO MAINTAINED. WE CONDUCTED SIMULATIONANALYSIS USING A CONCRETE ANALYSIS CODE DEVELOPED AT OUR LABORATORY AND CONFIRMED ITS APPLICABILITY TO THE IMPACT OF DROPPING A CASK ONTO A REINFORCED CONCRETE PAD.
報告書年度
1992
発行年月
1992/12/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
伊藤 千浩 |
我孫子研究所原燃サイクル部輸送・貯蔵研究室 |
共 |
加藤 安久 |
我孫子研究所原燃サイクル部輸送・貯蔵研究室 |
共 |
白井 孝治 |
我孫子研究所原燃サイクル部輸送・貯蔵研究室 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
キャスク | CASK |
使用済燃料 | SPENT FUEL |
乾式貯蔵 | DRY STORAGE |
落下事故 | MISHANDLING DROP |
安全評価 | SAFETY ANALYSIS |