電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U90050

タイトル(和文)

地下水年代決定法の検討(その2)--トリチウム・ヘリウム--3測定法の原位置への適用性--

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF GROUNDWATER DATING METHODS--DEMONSTRATION OF APPLICABILITY OF 3H+3HE DATING METHOD IN-SITU--.

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

高レベル放射性廃棄物の深地層処分のための処分サイトの選定ならびに処分に伴う周辺環境への影響評価のためには,対象地域全域を含む広い範囲でのマクロな水の循環を把握する必要がある。なかでも地下水に関しては,その起源と流域区分とそこでの滞留時間について情報を得ることがきわめて重要である。当所では,地下水の滞留時間を推定する新しい方法として3H+3He法による地下水年代測定法の開発を進めている。本研究では,3H+3He法による地下水年代測定法の現場への適用性を確認するために,過去の調査によって地下水の流況が良く把握されている三島溶岩流内地下水の年代を本手法を用いて測定し,概ね10~20年という結果を得た。この結果を基に,三島溶岩流内地下水の流速を求めた。本研究において得られた地下水年代ならびに流速は,過去の調査結果とほぼ一致しており,本手法の現場への適用性は確認されたものと判断される。

概要 (英文)

GEOHYDROLOGIC INVESTIGATIONS ARE REQUIRED BEFORE DISPOSAL OF RADIOWASTES IN UNDERGROUND FACILITIES BECAUSE HAZARDOUS RADIONUCLIDES MIGHT BE RELEASED INTO THE GEOENVIRONMENT. THE FLOW VELOCITY OF GROUNDWATER,THE RECHARGE ORIGIN AND THE BASIN MUST BE DETERMINED BY IN-SITU OBSERVATION. THIS STUDY RESEARCHED THE 3H-3HE DATING METHOD AND DEVELOPED SOME TECHICAL POINTS TO ESTIMATE A GROUNDWATERAGE. THIS METHOD WAS APPLIED TO THE CONFINED AQUIFER IN MISHIMA LAVA FLOW TO ESTIMATE THE GROUNDWATER FLOW VELOCITY AND REASONABLE RESULTS COMPARED TOPAST INVESTIGATIONS WERE OBTAINED. CONSEQUENTLY, THE APPLICABILITY OF THIS DATING METHOD WAS DEMONSTRATED IN-SITU.

報告書年度

1990

発行年月

1990/12/01

報告者

担当氏名所属

馬原 保典

我孫子研究所原燃サイクル部処分研究室

キーワード

和文英文
地下水 DATING
トリチウム TRITIUM
ヘリウム-3 HELIUM-3
年代測定 GROUNDWATER
質量分析 MASS-SPECTROMETRY
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