電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U89010

タイトル(和文)

硬質粘性土の地震時強度特性に関する実験的検討

タイトル(英文)

EXPERIMENTAL STUDY ON THE STRENGTH CHARACTERISTICS OF STIFF CLAY DURING EARTHQUAKES

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

当所では,原子力発電所の第四紀地盤立地を目指して,主に密な砂層や礫層といった洪積層を対象とした研究を実施している。しかし,一般に洪積地盤は必ずしも均質な砂層や礫層から成るのみでなく,局所的に硬質なシルトや粘性土から成る層が介在する可能性があることが予想される。以上の点を考慮して,当所では比較的固結度の高い硬質粘性土の力学特性を把握するための研究も平行して実施している。本報告は,まだ未解明な点の多い硬質粘性土の地震時挙動に着目し,人工的に圧密された粘性土を用いて,振動荷重載荷時の強度に及ぼす過圧密,載荷振動数,初期せん断応力の影響を調べるとともに,地震による間隙水圧の発生や地震後のせん断強度の変化について室内試験により調べた結果をまとめたものである。

概要 (英文)

CRIEPI SYSTEMATICALLY PROCEEDS WITH RESEARCHE ON NPP SITING TECCHNOLOGY ON THE QUATERRARY GROUND. ITS MAIN RESEARCHSUBJECTS ARE FOCUSED ON STUDIES OF DENSE SAND AND GRAVEL DEPOSITS DURING EARTHQUAKES. BUT NATURAL DEPOSITS DON T NECESSARILY CONSIST OF HOMOGENEOUS SANDY AND GRAVELLY MATERIALS ONLY BUT ALSO OF STIFF SILTOR CLAY LAYERS BETWEEN THEM. IN CONSIDERING ABOVE,THE MECHANICAL PROPERTIES OF COMPARATIVELLY STIFF CLAY MUST BE COMPREHENSIVELY STUDIED WITH EMPHASISON THE DYNAMIC BEHAVIOUR DURING EARTHQUAKES. IN THIS REPORT,THE RESULTS OF EXPERIMENTAL STUDIES ON THE DYNAMIC CHARACTERISTICS OF RECONSTITUTED CLAY SAMPLES ARE DESCRIBED.

報告書年度

1989

発行年月

1989/07/01

報告者

担当氏名所属

金谷 守

我孫子研究所立地部土質研究室

岡本 敏郎

我孫子研究所立地部土質研究室

国生 剛治

我孫子研究所立地部

松井 家孝

我孫子研究所耐震部

キーワード

和文英文
粘性土 CLAY
動的強度 DYNAMIC STRENGTH
過圧密 OVER-CONSOLIDATION
振動数 FREQUENCY
初期せん断応力 INITIAL SHEAR STRESS
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