電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U89006

タイトル(和文)

アルカリ骨材反応に対する高炉スラグおよびフライアッシュの抑制効果に関する検討

タイトル(英文)

EFFECT OF BLAST-FURNACE SLAG AND FLY ASH ON THE CONTROL OF ALKALI AGGREGATE REACTION.

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は,高炉スラグやフライアッシュのアルカリ骨材反応に対する抑制効果について検討することを目的に,当所が先に提案したAC促進試験法を用いて実験的に評価した結果について述べたものである。(1)高炉スラグおよびフライアッシュをコンクリート混和材として用いると混入率の増加に伴って膨張率が減少しアルカリ骨材反応に対して明らかに抑制効果のあることが判った。(2)高炉スラグおよびフライアッシュのアルカリ骨材反応に対する抑制効果は,銘柄によって若干異なる。(3)コンクリートがアルカリ骨材反応を起こさないための暫定基準値:0.10%以下を満す高炉スラグおよびフライアッシュの混入率はそれぞれ45%程度以上および20%程度以上であると判断される。

概要 (英文)

THE STUDY WAS PERFORMED TO INVESTIGATE THE EFFECT OF BLAST-FURNACE SLAG AND FLY-ASH ON CONTROL OF THE ALKALI AGGREGATE REACTION,IN WHICH THE RAPID ESTIMATION METHOD PROPOSED BY THE AUTHORS WAS USED. CONCLUSIONS DERIVED FROM THE EXTENT OF THE STUDY WERE AS FOLLOWS: (1)THE EFFECT THAT MIXTURE OF BLAST-FURNACE SLAG AND FLY-ASH WITH CEMENT CONTROLS THE ALKALI AGGREGATE REACTION WAS CONFIRMED CLEARLY FROM THE EXPERIMENTAL STUDY. HOWEVER,THE SLIGHT DIFFERENCE IN THE CONTROLLED EFFECT WAS FOUND IN ANY OF THE BRANDS OF THE USED BLAST-FURNACE SLAG AND FLY-ASHE. (2)IT WAS DETERMINED THAT IT WAS NECESSARY TO MIX BLAST-FURNACE SLAG OF AT LEAST 45 PERCENT AND TO MIX FLY-ASH OF AT LEAST 20 PERCENT WITH CEMENT IN ORDER TO CONTROL THE ALKALI AGGREGATE REACTION,WITHIN THE TENTATIVE SPECIFIED LEVEL.

報告書年度

1989

発行年月

1989/06/01

報告者

担当氏名所属

中野 毅弘

我孫子研究所耐震構造部材料研究室

大沼 博志

我孫子研究所耐震構造部材料研究室

金津 努

我孫子研究所耐震構造部材料研究室

キーワード

和文英文
アルカリ骨材反応 ALKALI AGGREGATE REACTION
早期判定法 RAPID ESTIMATION METHOD
高炉スラグ BLAST-FURNACE SLAG
フライアッシュ FLY-ASH
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