電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U88066

タイトル(和文)

貯水池における水理学的富栄養化対策の有効性に関する考察

タイトル(英文)

EFFECTS OF HYDRAULIC MEASURES FOR RESERVOIR ENTROPHICATION

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

貯水池における水理学的富栄養化対策としての選択取水法および気泡噴流法の水質改善効果について,理論および現地観測データに基づく考察を行った。選択取水の理論的根拠は,貯水交換による藻類増殖の抑制であり,藻類の増殖が不安定となる領域まで交換率を上げることができれば,効果を期待できる。気泡噴流の理論的根拠は,光遮断による藻類増殖の抑制であり,一定以上の水深範囲を混合できれば,効果を期待できる。さらに,実際に気泡噴流を発生させている水道用貯水池で現地観測を行い,水温成層の破壊,深層における溶存酵素の回復,藻類生産量の抑制および藻類優占種の変化

概要 (英文)

EFFECTS OF SELECTIVE WITHDRAWAL AND AIR-BUBBLE PLUMES AS HYDRAULIC MEASURES FOR RESERVOIR EUTROPHICATION ARE DISCUSSED THEORETICALLY AND COMPARED WITH FIELD DATA. THE SELECTIVE WITHDRAWAL THEORY IS BASED ON ALGAE-NUTRIENT DYNAMICS IN A SYSTEM WITH WATER RENEWAL BY CONVECTIVE FLOW. IT GIVES A CRITICAL EXCHANGE RATE OF WATER WHICH MILITATES AGAINST ALGAL GROWTH. THE THEORY OF AIR-BUBBLE PLUMES IS DERIVED FROM ALGAE-NUTRIENT-LIGHT INTERACTION IN A VERTICALLY MIXED SYSTEM. IT PROVIDES AN EFFECTIVE MIXING CRITERION FOR ALGAL GROWTH CONTROL.ACTUAL EFFECTS OF AIR-BUBBLE PLUMES OBSERVED IN A WATER SUPPLY RESERVOIR ARE DESTRATIFICATION,RECOVERY OF HYPOLIMNETIC OXYGEN DEPLETION, ALGAL GROWTH CONTROL AND CHANGE OF DOMINANT SPECIES.

報告書年度

1988

発行年月

1989/05/01

報告者

担当氏名所属

宮永 洋一

我孫子研究所水理部構造水理研究室

松梨 史郎

我孫子研究所水理部環境水理研究室

キーワード

和文英文
貯水池 RESERVOIR
富栄養化 EUTROPHICATION
選択取水 SELECTIVE WITHDRAWAL
気泡噴流 AIR-BUBBLE PLUME
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