電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
U87052
タイトル(和文)
信号源制御地磁気地電流法(CSAMT法)の開発と応用-赤城・桜島・九重火山での実験結果-
タイトル(英文)
DEVELOPMENT AND APPLICATION OF CONTROLLED SOURCE AUDIOFREQUENCY MAGNETO TELLURIC METHOD -RESULTS OF EXPERIMENT AT AKAGI SAKURAJIMA,KUJU VOLCANOS-
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
当所ではこれまで自然の電磁波を利用した地磁気地電流法(MT法)の探査実験を各地で行ない,MT法が断層の位置や岩石の分布範囲ひいては地熱源の構造の推定に有効なことを確かめている。この広域の概査に適しているMT法の精度を高めれば,地熱井候補地点直下の詳細な地質構造の判定に立つと考えられるが,そのためには測定する電磁波の種類や強さを増やす必要がある。そのために,人工的に電磁波を発生し,地下の構造を探査する国産では,最初のコントロールソース式地磁気地電流法(CSAMT法)の装置を作成した。この装置による本格的な探査の事前準備として,当所赤城試験センターて発・受信に関する基礎実験を行った。この基礎実験の諸効果を踏えて,京都大学と九州大学の協力の基に,九州桜島及び九重地域で火山構造の探査を実施し,シラスの厚さ分布,マグマ貯りから地表までの熱の経路などを検出できた。
概要 (英文)
AS A PART OF DEVELOPMENT ON GEOTHEMAL PROSPECTINGS,THE SYSTEM OF CSAMT METHOD HAS BEEN DEVELOPED AND APPLIED TO THESITE PROSPECTING AT SAKURAJIMA VOLCANO AND KUJU VOLCANO,AFTER THE FOUNDAMENTAL EXPERIMENT AT AKAGI VOLCANO. THE RESULTS OF THESE SITE PROSPECTINGS,THE CSAMT METHOD HAS BEEN ASSURED TO BE VERY USEFUL FOR PRESUMINGTHE FOLLOWING OBJECTS. (1)POSITION AND DIRECTION OF THE BEAT FLOW ZONEUNDER THE VOLCANO,(2)BOUNDARY OF GEOLOGICAL BEDS,(3)WIDTH OF A FAULT OR FRACTURED ZONE.
報告書年度
1987
発行年月
1988/03/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
楠 建一郎 |
我孫子研究所立地部地盤研究室 |
共 |
鈴木 浩一 |
我孫子研究所立地部地盤研究室 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
物理探査 | GEOPHYSICAL PROSPECTING |
比抵抗 | RESISTIVITY |
火山 | VOLCANO |
地熱 | GEOTHERMY |