電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U87027

タイトル(和文)

成層流の温度変動の空間的特性に関する実験的考察

タイトル(英文)

SPATIAL CHARACTERISTICS OF TEMPERATURE FLUCTUATION IN STRATIFIED FLOWS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

開水路内に形成された安定および不安定成層流に対して,温度変動の多点同時計測を行い,その空間的特性を検討した。得られた主な結果は以下のとおりである。(1)温度変動の積分特性距離を用いることにより,温度変動の無次元相互相関関数の分布の相似性が見い出された。(2)異なる2点の温度時系列から得られるコヒーレンスに現れる卓越周波数は,成層流のせん断領域内に存在する組織的な運動が有する周波数に相当する。(3)2点の温度時系列から得られるコスペクトルの分布特性から,温度変動は,低周波数領域に強い正の相関を有することが明かとなった。また,この領域の上限周波数は,2点間の距離が増大するに従い,指数関数的に低減する。

概要 (英文)

THE SPATIAL CHARACTERISTICS OF TEMPERATURE FLUCTUATIONS IN STABLE AND UNSTABLE STRATIFIED FLOWS WERE INVESTIGATED EXPERIMENTALLY BY SIMULTANEOUS MEASUREMENT OF TEMPERATURE AT DIFFERENT POINTS. IT WAS FOUND THAT TEMPERATURE FLUCTUATIONS AT DIFFERENT POINTS HAD A HIGH CORRELATION IN THE LOW FREQUENCY REGION,AND THAT THE UPPER FREQUENCY OF THIS REGION DECREASED ALMOST EXPONENTIALLY WITH INCREASED DISTANCE BETWEEN TWO POINTS.

報告書年度

1987

発行年月

1988/07/01

報告者

担当氏名所属

牛島 省

我孫子研究所水理部構造水理研究室

キーワード

和文英文
温度成層流 THERMALLY-STRATIFIED FLOW
温度変動 TEMPERATURE FLUCTUATION
スペクトル解析 SPECTRUM ANALYSIS
積分特性距離 INTEGRAL LENGTH SCALE
乱流計測 TURBULENCE MEASUREMENT
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry