電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U87001

タイトル(和文)

放射性廃棄物貯蔵施設に関する地学的検討-深部鉱山坑道の地質,地下水に関する文献調査-

タイトル(英文)

GEOLOGICAL STUDY OF RADIOACTIVE WASTE REPOSITORICS -INVESTIGATION OF MINING GEOLOGY AND HYDROGEOLOGY IN DEEP GALLERIES IN JAPAN-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

中・高レベル放射性廃棄物の中間貯蔵および処分施設の立地に際し,地下深部に掘削する空洞の安定性評価および周辺地盤の天然バリアとしての評価を行うための基礎資料となる地質・地盤・地下水の情報を得る目的で,日本の鉱山の深部坑道に着目し文献調査を行った。その結果,鉱山坑道に見られるように,日本の地下深部の地質構造は複雑であること,地下深部においては,広域的な地殻応力に支配されていること,深部岩盤では,山はねが発生する場合があること,地下深部でも破砕帯を通して大量の湧水が有ることなどが明らかにされた。今後,評価手法の確立に向けて,調査法の開発を行うとともに,深部岩盤への適用性を実証して行くことが重要である。

概要 (英文)

THE INVESTIGATION OF THE STABILITY AND THE BARRIER EFFICIENCY OF THE DEEP UNDERGROUND RADIOACTIVE WASTE REPOSITORIES BECOME A SUBJECT OF GREAT CONCERN. THE PURPOSE OF THIS PAPER IS TO GATHER INFORMATIONS ON THE GEOLOGY,ENGINEERING GEOLOGY AND HYDROGEOLOGY IN DEEP GALLERIES IN JAPAN. CONCLUSION CAN BE SUMMARISED AS FOLLOWS: (1)THE GEOLOGICAL STRUCTURE OF DEEP UNDERGROUND IS COMPLICATED. (2)STRESS IN DEEP UNDERGROUND IS GREATLY AFFECTED BY CRUSTAL MOVEMENT. (3)ROCK-BURST PHENOMENA OCCUR IN THE DEEP UNDERGROUND EXCAVATIONS. (4)IN SPITE OFDEEP UNDERGROUND,WATER OCCASIONALLY GUSH OUT FROM THE FRACTURED ZONE OF ROCK MASS. THESE CONCLUSION WILL BE USEFULL FOR FEASIBILITY STUDY OF UNDERGROUND WASTE DISPOSAL AND REPOSITORIES IN JAPAN.

報告書年度

1987

発行年月

1987/12/01

報告者

担当氏名所属

大山 隆弘

我孫子研究所立地部地質研究室

北野 晃一

我孫子研究所立地部地盤研究室

キーワード

和文英文
廃棄物貯蔵施設 RADIOACTIVE WASTE REPOSITORY
鉱山 MINE
地質 GEOLOGY
地下水 REVIEW
文献調査
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