電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
U86018
タイトル(和文)
海産指標生物の安定元素分析による調査
タイトル(英文)
BASIC STUDY OF MARINE INDICATOR ORGANISM BY STABLE ELEMENTS ANALYSIS
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
日本沿岸の3地点において,潮間帯生物相の生物中の安定元素(Fe,Mn,Zn,Co,Sr)について調査を行い,指標性を検討した。その結果,現存量については,海藻類が大きかったが,水深によってはウニ,イガイ類も大きな現存量を示した。種・単価面積あたりの安定元素総量は,海藻類で大きく,ウミトラノオ,オオバモク,フクロノリ,アカモクで100から1000mg/平方m種と他種より1~2桁大きな値を示した。安定元素濃度スクリーニングの結果,他種よりも高い安定元素濃度を示した種は,フジマツモ,ウラソゾ,アカモク,ウミトラノオ,カサガイ類(軟体部),エゾヒバリガイ(軟体部),ムラサキインコガイ(軟体部)であった。これらの結果から最適な指標性を有する生物種は,ウミトラノオ,フジマツモ,アカモク,フクロノリ,ムラサキインコガイであることが明らかとなった。
概要 (英文)
THE INVESTIGATION OF MARINE BIOTA OF HOKKAIDO,CHIBA AND KYUSYU WAS CARRIED OUT BY BELT-TRANSECT METHOD WITH THE SCREENING OF ORGANISM OF BIGH CONCENTRATION OF STABLE ELEMENT FE,MN,ZN,SR,AND CO IN MARINE ORGANISMS. THE RESULT OF INVESTIGATION INDICATED THAT SARGASSUM THUNBERGII,RHODOMELA LARIX,SARGASSUM HORNERI,COLPOMENIA SINUOSA AND SEPTIFER VIRGATUS ARE SUITABLE FOR INDICATOR ORGANISMS AT THE VIEWPOINT OF STABLE ELEMENT ANALYSIS.
報告書年度
1986
発行年月
1987/02/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
立田 穣 |
我孫子研究所生物部水域環境研究室 |
キーワード
和文 | 英文 |
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放射性物資 | RADIONUCLIDES |
海産生物 | MARINE ORGANISMS |
安定元素 | STABLE ELEMENTS |
モニタリング | MONITORING |
指標生物 | INDICATOR ORGANISMS |