電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U28

タイトル(和文)

圧縮空気貯蔵ガスタービン発電基盤技術の開発

タイトル(英文)


概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

電力の負荷率は年々低下する傾向にあり、電力貯蔵技術の開発が必要である。圧縮空気貯蔵発電(CASE-G/T)は、各種貯蔵技術のうちでは実現性が高く、我が国に適した貯槽建設技術の開発が望まれている。そこで、経済性評価・貯槽建設に関し検討し、以下の成果を得た。(1)経済性評価:硬岩に貯槽を建設する場合には、揚水発電コストが25万円・kw相当程度の経済性を有し、経済的に成立することが判った。(2)貯槽建設技術:1硬岩の場合水封方式の圧縮空気貯蔵機能を400mのボーリング孔内で実験的に検討し、40気圧までの水封を確認し、水封貯蔵圧は間隙水圧相当まで可能であることを示した。2硬岩の場合これまでほとんど未知であった深度600mまでの力学的性質を実測により明らかにするとともに、貯槽建設工法としては、泥水掘削鋼管シャフト方式が現時点では最も有望であることを示した。

概要 (英文)

THE LOAD FACTOR FOR ELECTRICITY IN JAPAN HASDEREASED IN RECENT YEARS, NECESSITATING DEVELOP NEAR OF NEW TECHNOLOGYTO STORE ELECTRICITY. AMONG THE NEW TECHNOLOGIES, COMPRESSED AIR ENERGY STORAGE (CAES-G/T) IS HIGHLY FEASIBLE, AND DEVELOPMENT OF TECHNOLOGY FOR COMPRESSED AIR STORAGE FACILITIES IS URGENT. THIS REPORT PRESENTS THE FOLLOWING RESULTS. (1)ECONOMIC FEASIBILITY: WHEN COMPRESSED AIR STORAGE FACILITIES ARE CONSTRUCTED IN HARD ROCKS, THE CAES-G/T SYSTEM HAS NEARLY THE SAVE ECONOMIC FEASIBILITY AS THAT OF PUMPED-HYDRO PLANT SYSTEMS FOR CONSTRUCTION COSTS (\250,000/KW). (2)TECHNOLOGY FOR CONSTRUCTIONOF COMPRESSED AIR STORAGE FACILITIES: 1HARD ROCKS: IT HAS BEEN SHOWN BY EXPERIMENT IN A 400-M BORE HOLE THAT COMPRESSED AIR OF 40 KG/CM2 IS STORED BY WATER SEALING OF PORE-WATER PRESSURE. 2SOFT ROCKS: THE MECHANICAL PROPERTIES OF SOFT ROCKS AT DEPTHS OF 600 M HAVE BEEN OBTAINED BY FIELD MEASUREMENTS IN A BORE HOLE SHOWING THAT SOFT ROCKS ARE WEAK. IN SUCH SOFT ROCKS, THE STEEL PIPE SHAFT METHOD WITH SLURRY IS MOST FEASIBLE.

報告書年度

1994

発行年月

1994/03/01

報告者

担当氏名所属

日比野 敏

我孫子研究所

内山 洋司

経済社会研究所技術評価グループ

角湯 正剛

我孫子研究所

岡本 敏郎

我孫子研究所耐震部土質グループ

志田原 巧

我孫子研究所地質地盤部応用地質グループ

中川 加明一郎

我孫子研究所地質地盤部地下科学グループ

大山 隆弘

我孫子研究所地質地盤部応用地質グループ

キーワード

和文英文
圧縮空気貯蔵 CASE-G/T
水封式 WATER SEALING
泥水掘削・鋼管シャフト方式 STEEL PIPE SHAFT METHOD
負荷平準 LOAD LEVELING
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