電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U01039

タイトル(和文)

バーチャルリアリティ技術による訓練システムの開発 --放射性物質輸送の緊急時対応への適用性検討--

タイトル(英文)

Development of a Virtual Reality Training System - An Application to Emergency Response in Radioactive Materials Transport

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

VR技術の電気事業の業務への適用可能性を検討するため、放射性物質輸送中のトンネル火災における緊急時対応を例題として、教育訓練用シミュレーションシステム雛形を試作した。システムの特徴は、イベントツリーで体系的に事故シナリオを作成したこと、教官が対話型入力インタフェイスでシナリオ設定可能であること、出発前点検シーン・高速道路走行シーン・トンネル火災シーンで構成されるVRシーンにより訓練が行われること、終了後のブリーフィング時に結果の再生と判定結果確認が可能であること、意志決定支援用データベースを備えること等である。関係者の試用に基づく評価を踏まえて、システムの有効性を確認するとととに、実用化に向けての課題摘出を行った。

概要 (英文)

A virtual reality (VR) training system was developed for the purpose of confirming the applicability of virtual reality on training systems for emergency response of radioactive materials transport. This system has following features; 1) Accident scenarios were derived from an event tree analysis. 2) Instructors can edit the training scenario. 3) Three VR scenes were prepared: vehicle and equipment checks, vehicle travel on an expressway, and emergency response in a tunnel fire accident. 4) Every action by users is recorded automatically. 5) Instructors and users hold briefing session after the training, and they can review and confirm the results with VR animation. 6) A support database is provided for the convenience of users. The applicability of the system was validated through some trial applications and demonstrations.

報告書年度

2001

発行年月

2003/04

報告者

担当氏名所属

渡部 直人

我孫子研究所材料構造部

キーワード

和文英文
放射性物質輸送 radioactive materials transport
緊急時対応 emergency response
バーチャルリアリティ virtual reality
コンピュータグラフィックス computer graphics
訓練システム training system
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