電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U01036

タイトル(和文)

ロックフィルダムの地震時安定性評価に関する設計・照査の現状と今後の展望

タイトル(英文)

Present design and investigation concerning seismic stability evaluation of rockfill dam and problem to be solved

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

今後のロックフィルダムの設計の合理化や安定性照査などを含む維持管理に反映するため、既往のデータを収集・整理し、今後の設計および安全性照査法について提案を行った。調査したのは、①我国の既往のロックフィルダムの設計震度、②ロック材料のせん断強度、③ダムの耐震設計に適用する基本的動的物性となる弾性波速度測定結果、④ダムの耐震設計としての地震応答解析の現状である。その結果、ロック材料の設計強度の設定方法の合理化、円弧すべり法や地震応答解析などによる設計および安定性評価手法全体の枠組み、検討レベルに応じた許容値の設定、貯水機能を満足するための設計および照査法としての性能評価の導入、が必要であるとした。

概要 (英文)

Design data of existing rockfill dams in Japan are collected and analyzed to reflect on construction and/or stability evaluation. These data are related to (1) design seismic coefficient, (2) shear strength of rock materials, (3) elastic wave velocities of each zone, (4) present domestic and overseas earthquake response analysis and stability evaluation method. As a result, following studies are needed, namely (a)rationalization of design strength of rock materials, (b)reconsideration of total design and stability evaluation system, (c)introduction of functional evaluation based on dam functions.

報告書年度

2001

発行年月

2002/03

報告者

担当氏名所属

岡本 敏郎

我孫子研究所地盤耐震部

フィルダム研究会

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キーワード

和文英文
ロックフィルダム rockfill dam
設計震度 design seismic coefficient
ロック材料 rock material
弾性波速度 elastic wave velocity
耐震設計 seismic design
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