電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U00050

タイトル(和文)

気象レーダを用いた降雨予測手法 --降雨量算定手法と移流モデルの検討--

タイトル(英文)

Rainfall Prediction Method Using Meteorological Radar- Study of Estimate of Rainfall Distribution and Advection Model -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告書では,ダム流域における出水予測精度向上を目指して,当所の気象レーダを用いた現況雨量算定と短時間降雨予測手法について検討した。まず,1時間間隔の降水量を算定する手法(報告書U98070)の手法を改良することによって,10分単位の短時間雨量分布を算定できることが確認された。他方,線形外挿的な短時間降雨予測手法を用いて,複雑な地形上における予測精度についての検討を行った。その結果,1時間先の予測が可能な例が確認されたが,発達や衰弱が激しい降雨に対しては予測精度が落ちることも確認された。

概要 (英文)

In this report, two different analyzing approaches were conducted using CRIEP's meteorological radar to improve the short time ranged prediction of runoff in dam basins. First, the previous method (Report No.U98070) for 1 hour precipitation was improved to estimate the precipitation at intervals of 10 miniutes. The results of the estimation were coincident well with the ground-based rain gauge data. Second, the applicability of prediction method based on the linear extrapolation was evaluated in the case of the complicated topography. As a result , the accuracy of prediction was found good except for the cases in which the rain cloud grew or weakened abruptly.

報告書年度

2000

発行年月

2001/04

報告者

担当氏名所属

豊田 康嗣

我孫子研究所環境科学部

杉本 聡一郎

我孫子研究所環境科学部

下垣 久

我孫子研究所環境科学部

キーワード

和文英文
Xバンドレーダ x-band radar
降水量 precipitation
降雨予測 rainfall prediction
移流モデル advection model
山岳域 orographic area
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