電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U00018

タイトル(和文)

エアリフトポンプの揚水特性に関する室内・実海域実験と数値解析コードの開発

タイトル(英文)

Experimental and Analytical Study on Performance of Air-lift Pump

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

深層水は、低温で豊富な栄養分を含む清浄な海洋資源であり、未利用資源として各方面で注目されている。当所では、深層水を安定に揚水するための一つの方法として、エアリフトポンプに着目し、それによる深層水揚水技術の実用化を目指して海洋科学技術センター、古河電気工業株式会社と共同研究を実施している。本研究では、エアリフトポンプの基本的特性の把握を目的として、室内規模のエアリフトポンプ揚水特性試験および、我孫子研大型水風洞設備を利用した大型エアリフトポンプ揚水実験、実海域揚水実験を行った。また、気液二相流解析モデルを用いた揚水特性数値解析コードを開発し、各実験結果との比較検討を行った。その結果、本研究で開発した数値解析コードは海水中でのエアリフトポンプの揚水量、管内ボイド率、管内気泡上昇速度、揚程などの基本特性を良く模擬できることがわかった。

概要 (英文)

Deep-sea water is clean and rich in nutrition, and has a low temperature. Because of those properties, deep-sea water is expected to be used in many fields. The present technical problem about utilization of deep-sea water is that there is scarcely any way to draw up deep-sea water constantly and inexpensively. The authors consider using air-lift pump for the settlement of that problem. This report describes both the experimental and analytical investigation for air-lift pump performance. The numerical simulation code based on two-fluid (gas-liquid) model was developed, and compared with the results of experiments. It was concluded that the numerical code could simulate characteristics of air-lift pump, such as volume flow rate of lifted water, void rate, velocity of bubble.

報告書年度

2000

発行年月

2000/12

報告者

担当氏名所属

山本 亮介

我孫子研究所水理部

田中 伸和

我孫子研究所水理部

鷲尾幸久

海洋科学技術センター(科技庁) 海洋技術研究部第4研究グループ

大澤弘敬

海洋科学技術センター(科技庁) 海洋技術研究部第4研究グループ

石井健一

古河電工(株) 研究開発本部 環境・エネルギー研究所

矢木橋清智

古河電工(株) 研究開発本部 環境・エネルギー研究所

キーワード

和文英文
エアリフトポンプ Air-lift Pump
深層水 Deep-sea Water
気泡 Air Bubble
圧縮空気 Compressed Air
気液二相流 Gas-liquid Flow
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