電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T99050

タイトル(和文)

短時間放電試験法による電気自動車用シール形鉛電池の劣化判定法の提案

タイトル(英文)

Measurement of degradation of discharge capability for EV VRLA module battery by pulse discharge

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

電気自動車用電池を利用するに当たり、電池劣化に伴う放電容量の低下は重要な課題である。モジュールを対象に1CAでの1秒間放電により、放電可能な容量を推定する簡単な方法を検討した。サイクル寿命試験で評価しているシール形鉛電池をモジュール単位で短時間一定電流でのパルス放電を行い、その時の電圧変化から放電可能容量の予測可能性を検討した。パルス放電での 400から800m秒の比較的安定した領域での電圧変化の傾きから、製造メーカ、劣化要因、充放電状態に依らず、放電容量低下、劣化状態を予測できる可能性があることが分かった。また、開放電池電圧と放電初期 20m秒の電池抵抗も比較的よい相関を示し、予測に利用できるパラメータであると考えられた。

概要 (英文)

It is important to investigate a method to rapidly measure the discharge capability of batteries for use on a large-scale battery system such as an EV.In this study, a new method is presented for measuring degradation in a module unit by pulse discharge with 1.0CA in one second. It was found that there is relationship between the degradation of a module and the slope in the range from 400 ms to 800 ms in voltage behavior under pulse discharge independently of product manufacture, degradation effects and state of charge. It was also that open module battery voltage and the resistance on discharge in 20 ms measured in pulse discharge are available for measuring degradation.

報告書年度

1999

発行年月

2000/05

報告者

担当氏名所属

池谷 知彦

狛江研究所リチウム二次電池プロジェクト

三田 裕一

狛江研究所リチウム二次電池プロジェクト

寺田 信之

狛江研究所リチウム二次電池プロジェクト

石原 薫

狛江研究所リチウム二次電池プロジェクト

キーワード

和文英文
電気自動車 Electric vehicle
パルス放電 puls discharge
鉛電池 Lead-acid battery
放電容量 Dischage capacity
電池劣化 Degradation
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