電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T98056

タイトル(和文)

エルニーニョおよび関連する異常気象の予測に関する研究の現状

タイトル(英文)

Progress of research on El Nino and the prediction of unusual weather

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

長期予報は安定した電力需給を行う上で重要な情報である。本研究では長期予報の精度向上を図るため、わが国の天候にも強い影響を与えていると言われるエルニーニョ、およびそれに関連する異常気象についての文献調査を行い、今後の研究課題を探索した。現在、エルニーニョは6ヶ月ほど先まで予測可能になっている。エルニーニョが発生すると、熱帯地方では影響が比較的顕著に現れるが、中高緯度では時として定まった応答を示すとは限らない。近年入手可能となった高品質・高時間分解能の「再解析データ」等を用いて、今後さらに詳しく調べる必要がある。

概要 (英文)

Long-range weather forecasts are important for ensuring the stability of electric power supply and demand. Since El Nino is considered to influence the weather in Japan, in order to improve the accuracy of long-range forecasts, we investigated El Nino and the unusual weather associated with it. We also considered suitable topics for future research. At present, prediction of El Nino is enebled for six-month point state. Although the weather in tropical regions is significantly affected by El Nino, the weather conditions in middle and high latitudes does not always respond to it in the same manner. Therefore, more detailed study is required about the response, using new data, called "reanalysis data", which has higher accuracy and higher time resolution.

報告書年度

1998

発行年月

1999/05

報告者

担当氏名所属

和田 浩治

狛江研究所大気科学部

加藤 央之

狛江研究所大気科学部

キーワード

和文英文
エルニーニョ el nino
気候変動 climate change
テレコネクション teleconnection
異常気象 extreme weather event
長期予報 long-range forecast
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