電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T98027

タイトル(和文)

高経済性核融合動力炉CREST -炉心プラズマ解析と工学設計-

タイトル(英文)

Plasma Core Study and Engeneering Design of Highly Economical Tokamak Reactor CREST

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

CREST(Compact Reversed Shear Tokamak)は負磁気シア方式による高ベータプラズマと、過熱蒸気による熱電気変換効率41%の高効率発電を用いた、コスト競合可能な炉概念である。比較的低いアスペクト比(A=3.4)と、楕円度2.0というプラズマ形状の採用により、CRESTが仮定するプラズマは、ITERで試験が計画されているアドバンストモードプラズマと相似であり、CRESTの概念はITERによりその実現性をテスト可能といえる。中性粒子ビーム入射による電流分布制御によりMHD不安定は安定化され、トロヨン係数βNは、5.5を実現可能である。その結果、CRESTは、1.2GWの電気出力を競合可能なコストで発電できるであろう。

概要 (英文)

The Compact Reversed Shear Tokamak 'CREST' is a cost competitive reactor concept based on the reversed shear high beta plasma and a super-heated steam cycle which makes a high thermal efficiency (=41%) possible. The moderate aspect ratio(3.4) and the elongation (2.0) of the CREST are similar to the ITER advanced mode plasma. The current profile control by neutral beam current drive stabilizes the ideal MHD activity up to N =5.5. The CREST could generate about 1.2GWe electric power with a competitive cost.

報告書年度

1998

発行年月

1999/04

報告者

担当氏名所属

岡野 邦彦

狛江研究所原子力システム部

朝岡 善幸

狛江研究所原子力システム部

吉田 智朗

狛江研究所原子力システム部

キーワード

和文英文
核融合 Fusion
トカマク Tokamak
プラズマ Plasma
リバースドシア Reversed Shear
炉設計 Reactor Design
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