電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T97085

タイトル(和文)

金属リチウムによるUO2粉末及び塊状模擬酸化物の還元挙動

タイトル(英文)

Analysis of Reduction Behavior of Oxide Fuels by Lithium Using UO2 and Simulated Material

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

模擬物質と二酸化ウランを用いてリチウムによる酸化物燃料の還元挙動を評価した。二酸化ウランの微粉末(平均粒径~25μm)は650℃において、リチウムにより数時間で完全に還元された。還元されたウランを650℃で保持したところ、小さな凝集体を形成した。この凝集は還元の進行やLi, Li2Oの存在の有無には依存しなかったが、550℃では見られなかった。酸化物ペレットの還元挙動を評価するための予備的な試験として、塊状のTiOの還元試験も行った。この試験から、金属Ti中のLiの拡散が還元の律速段階であることが示唆された。

概要 (英文)

Reduction of oxide fuels by lithium was studied by using both simulated materials and uranium dioxide. Fine powder of uranium dioxide (dia. ~25 mm, av.) was reduced completely by lithium in a few hours at 650 。C. Reduced uranium formed small aggregations by holding at 650 。C even without the progress of reduction and existence of Li, Li2O. This aggregation was not observed at 550 。C. Preliminary study for evaluating the reduction behavior of granular oxide was also carried out using TiO grains (4~10 mmf). It was suggested that the diffusion of Li in Ti metal was the rate determining step.

報告書年度

1997

発行年月

1998/12

報告者

担当氏名所属

宇佐見 剛

狛江研究所原燃サイクル部

飯塚 政利

狛江研究所原燃サイクル部

小山 正史

狛江研究所原燃サイクル部

藤田玲子

(株)東芝 原子炉技術研究所

藤江誠

(株)東芝 原子炉技術研究所

キーワード

和文英文
リチウム還元 Lithium reduction
乾式再処理 Pyrochemical processing
酸化物燃料 Oxide fuel
金属燃料 Metal fuel
溶融塩 Molten salt
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