電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T97077

タイトル(和文)

核融合動力炉の実用化への開発ステップ

タイトル(英文)

RESEARCH AND DEVELOPMENT STEPS FOR COMMERCIAL USE OF FUSION POWER PLANTS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

核融合炉の実用化へのシナリオの構築のため,将来の核融合動力炉のユーザーである電気事業の立場から実験炉段階から実用化段階までの研究開発のステップおよびその使命を明らかにしている。そのステップとして,核融合炉の特殊性を考慮にいれて,以下のような段階を示した。工学的実証段階(実験炉段階):『自己点火条件の達成および長時間燃焼の実現ならびに炉工学技術の基礎の形成』,発電システム実証段階:『プラント規模での発電システムおよびすべての基本機能の技術的実証』,経済性・安全性実証段階:『発電プラントとしての経済性,安全性の実証』,実用炉段階:『他のエネルギー源と競合可能な魅力ある発電システム』また,核融合動力炉を使用して発電を行う立場を重視して,核融合動力炉のあるべき姿を検討し,核融合炉実用化へのシナリオを構築することが重要である。

概要 (英文)

OPTIMIZED STEPS FOR DEVELOPING COMMERCIAL FUSION REACTORS ARE DISCUSSED. RESEARCH AND DEVELOPMENT STEPS FOR FUSION REACTORS FOLLOWING AN EXPERIMENTAL REACTOR PHASE WERE PROPOSED AS FOLLOWS: POWER GENERATION DEMONSTRATION PHASE:DEMONSTRATION OF THE TECHNOLOGIES FOR COMMERCIAL POWER PLANTS WITH ALL SYSTEMS WORKING AS AN INTEGRATED UNIT. ECONOMICS AND SAFETY DEMONSTRATION PHASE:DEMONSTRATION THAT THE FUSION POWER PLANT WOULD HAVE A COMPETITIVE LIFE-CYCLE ENERGY COST AND THAT FUSION POWER IS SAFE. IT IS ALSO CONCLUDED THAT THE FUSION COMMERCIAL PLANTS WHICH FOLLOW THESE PHASES WOULD BE REQUIRED TO HAVE SOME ATTRACTIVE POINTS FOR COMMERCIAL USE.

報告書年度

1997

発行年月

1998/06

報告者

担当氏名所属

朝岡 善幸

狛江研究所原子力システム部

吉田 智朗

狛江研究所原子力システム部

岡野 邦彦

狛江研究所原子力システム部

苫米地 顕

キーワード

和文英文
核融合炉 FUSION REACTOR
開発戦略 DEVELOPMENT STRATEGY
発電システム実証 POWER GENERATION DEMONSTRATION
経済性実証 ECONOMICS DEMONSTRATION
安全性実証 SAFETY DEMONSTRATION
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