電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T97066

タイトル(和文)

レーザ誘雷実用化の検討(その3)正極性放電のレーザによる誘導特性

タイトル(英文)

A FEASIBILITY STUDY OF LASER-TR IGGERED LIGHTNING -CHARACTERIST ICS OF POSITIVE DISCHARGES GUID ED BY CO2 LASERS-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

CO2レーザにより生成したプラズマチャネルの正極性放電の誘導効果について実験的検討を行った。この結果,正極性放電の50%スパークオーバ電圧を低下させ,放電路をプラズマチャネルに沿わせることが可能であることが明らかになった。しかし,負極性放電の場合と比べると,レーザ光を強く集光するか,レーザエネルギーを上げることにより,プラズマ生成時のレーザのエネルギー密度を上げる必要があることが明らかになった。さらに,正極性放電の誘導機構に関して検討を行い,プラズマチャネルの連続化が重要であるとする連続チャネルモデルを提案した。それによると,レーザ生成プラズマが連続チャネルを形成することにより,正ストリーマが連続チャネルに引き寄せられ,それがリーダへと遷移して,スパークオーバに最終的に至る。最後に,実験的に得られた正極性放電の誘導実験結果から,レーザ誘雷についての考察を行った。

概要 (英文)

CHARACTERISTICS OF POSITIVE DI SCHARGES GUIDED AND TRIGGERED B Y CO2 LASERS HAVE BEEN MEASURED . IT HAS BEEN FOUND THAT PLASMA CHANNELS PRODUCED BY CO2 LASER S CAN REDUCE 50 % SPARKOVER VOL TAGES AND FROM A DISCHARGE CHAN NEL ALONG THE LASER BEAM. HOWEV ER,LASER TRIGGERING AND GUIDIN G OF POSITIVE DISCHARGES REQUIR ES MORE LASER ENERGY AND STRONG ER FOCUS THAN THOSE OF NEGATIVE DISCHARGES. WE PROPOSE A CONTI NUOUS PLASMA CHANNEL MODEL THAT CAN EXPLAIN THE CHARACTERISTIC S OF THE LASER-GUIDED POSITIVE DISCHARGES. IN THE MODEL, A CON TINUOUS PLASMA CHANNEL IS FORME D BY THERMAL EXPANSION AFTER PL ASMA PRODUCTION. POSITIVE STREA MERS ARE ATTRACTED TO THE CONTI NUOUS PLASMA CHANNEL DUE TO ITS STRONG DISTORTION. THE POSITIV E STREAMERS THUS, TRANSFORM THE POSITIVE LEADERS AND SPARKOVER OCCURS. FINALLY, WE CONSIDERED THE LASER PARAMETERS FOR THE T RIGGERED LIGHTNING USING EXPERI MENTAL DATA AND THE MODEL.

報告書年度

1997

発行年月

1998/05

報告者

担当氏名所属

三木 恵

狛江研究所電気絶縁部

新藤 孝敏

狛江研究所電気絶縁部

和田 淳

狛江研究所電気絶縁部

キーワード

和文英文
LIGHTNING
レーザ誘雷 LASER-TRIGGERED LIGHTNING
雷事故防止 LIGHTNING PROTECTION
レーザ LASER
正極性放電 POSITIVE DISCHARGE
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