電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T97059

タイトル(和文)

リウチム電池材料評価のための熱量測定の適用(2)LiNiO2系コイン電池への適用

タイトル(英文)

APPLICATION TO CALORIMETRY MEASUREMENT IN THE ANALYSIS OF LITHIUM BATTERIES 2 -THE APPLICATION FOR LINIO2 COIN CELLS-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ニッケル酸化物を正極とし,金属リチウムを負極とするコイン電池に,充放電時における熱量同時測定法が適用できることを明らかにした。低温で焼成した試料(x=0.01inLiNil-x-yNil+xO2,試料(A))と,高温焼成試料(x=0.05,試料(B))の充放電時の電気的・熱的特性を比較した。試料(A)では,初回充電時,結晶構造が単斜晶から菱面体晶へ相変化する際(y=0.6),大きな発熱が観測されたが,試料(B)では相当する発熱は観測されず,(A)試料の初回充電不可逆反応が,y=0.6付近で起こることが明らかとなった。また,ふたつの材料の充放電エネルギー効率の違いも,熱挙動から説明できることを示した。

概要 (英文)

CALORIMETRIC AND ELECTROCHEMICAL MEASUREMENTS WERE CONDUCTED FOR A LITHIUM NICKEL-OXIDE CATHODE/LITHIUM METAL/ANODECOIN CELL. THE CORRELATION BETWEEN THE PREPARED COMPOSITIONS (X=0.01 IN LIL-X-YNIL+XO2;SAMPLE (A),X=0.05:SAMPLE (B)) AND THERMAL PROPERTIES WAS DISCUSSED. IN THE CASE OF THE ALMOST STOICHIOMETRIC SAMPLE (A),A PRONOUNCED IRREVERSIBLE EXOTHERMIC REACTION WAS OBSERVED IN THE PHASE TRANSITION REGION FROM THE MONOCLINIC TO RHOMBOHEDRAL PHASE NEAR Y=0.6 IN THE FIRST DEINTERCALATION. HOWEVER,CORRESPONDING THERMAL BEHAVIOR WAS NOT OBSERVED IN THE CASE OF THE NONSTOICHIOMETRIC SMPLE (B). LOW ENERGY EFFICIENCIES IN CYCLES OF THE SAMPLE (A) PROVIDED FURTHER EVIDENCE OF THE IRREVERSIBLE THERMAL BEHAVIOR.

報告書年度

1997

発行年月

1998/05

報告者

担当氏名所属

小林 陽

狛江研究所リチウム二次電池プロジェクト

宮代 一

狛江研究所リチウム二次電池プロジェクト

菅野 了次

神戸大学

キーワード

和文英文
リチウム二次電池 LITHIUM SECONDARY BATTERY
正極材料 POSITIVE ELECTRODE MATTERIAL
伝導型熱量計 CONDUCTIVE CALORIMETER
熱量測定 CALORIMETER
ニッケル酸化物電池 LINIO2 CELL
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