電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T97023

タイトル(和文)

高調波を考慮した同期機の電圧電流特性式

タイトル(英文)

A NEW V-I CHARACTERISTIC EQUATION OF SYNCHRONOUS MACHINES CONSIDERING HARMONICS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

将来の電力系統において予想される高調波電流の増大と省力化に起因する機内磁気飽和度の増大のため,同期機モデルの見直しを行った。磁界と電流に関与する諸現象を2次元モデルによって表現,解析する既開発の有限要素法解析手法を用いて,端子に流れる高調波電流が機内磁界にいかなる影響を与え,この影響が端子電圧にいかに影響するかを解析することによって,高調波インダクタンス行列を提案した。この高調波インダクタンス行列を用いると,流れる電流が比較的小さい範囲内で正確に解析を行うことができることも確認した。また,この特性式について簡単な例題によって妥当性を検証した。

概要 (英文)

SYNCHRONOUS MACHINES ARE STUDIED HOW TO MODEL THEIR ELECTRICAL PERFORMANCE ON THE VIEWPOINT THAT WE EXPECT BIGGER HARMONIC CURRENT AND SEVERE MAGNETIC SATURATION. USING THE READILY DEVELOPED TWO DIMENSIONAL FEM CALCULATION METHOD WHICH CONSIDERS MAGNETIC FIELD AND CURRENT PHENOMENA, THE EFFECTS OF WINDING CURRENTS ARE ANALYZEDUPON THE MAGNETIC FIELD INSIDE THE MACHINE. ON THIS BASIS WE PROPOSED A HARMONIC INDUCTANCE MATRIX, WHICH HAS BEEN VERIDIED TO SOLVE THE SITUATION ACCURATELY IN CASE OF SMALLER CURRENTS FLOWING. THE PROPOSED EQUATIONS ARE VALIDATED BY A SIMPLE EXAMPLE.

報告書年度

1997

発行年月

1998/04

報告者

担当氏名所属

熊野 照久

狛江研究所電力システム部

谷口 治人

狛江研究所電力システム部

キーワード

和文英文
数値磁界解析 NUMERICAL MAGNETIC FIELD ANALYSIS
同期機 SYNCHRONOUS MACHINE
高調波 HARMONICS
電力系統解析 POWER SYSTEM ANALYSIS
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry