電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T97016

タイトル(和文)

大気中の222Rn濃度と212Pb濃度の相関解析による発生起源別の222Rnの季節変動評価

タイトル(英文)

ESTIMATION OF SEASONAL VARIATIONS IN RN-222 FROM DIFFERENT ORIGINS BASED ON THE RELATIONSHIP BETWEEN THE CONCENTRATIONS OF RN-222 AND PB-212 IN THE AIR

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

東京における屋外空気中のRn-222濃度とPb-212濃度の測定を,1993年12月から1997年11月まで実施した。Rn-222濃度とPb-212濃度の間には正の相関関係が認められた。その相関関係に基づいて決まる回帰直線の切片を用い,月平均Rn-222濃度の季節変動を発生起源別に分離するための新しい手法を提案した。分離した1994年のRn-222濃度の遠方起源成分は,Rn-222の長距離輸送モデルを用いて評価した結果とよく一致し,本手法の信頼性が確認された。この手法は,Rn-222濃度の季節変動の原因を調べる手段として有用と予想される。

概要 (英文)

CONTINUOUS MEASUREMENTS OF THE RN-222 (T1/2=3.82 D) AND PB-212 (T1/2=10.6 H) CONCENTRATIONS IN THE OUTDOOR AIR WERECARRIED OUT IN TOKYO FROM DECEMBER 1993 TO NOVEMBER 1997. POSITIVE CORRELATIONS WERE FOUND BETWEEN THE CONCENTRATIONS OF RN-222 AND PB-212. USING THE INTERCEPT VALUES OBTAINED FROM THE REGRESSION LINE, A NEW METHOD HAS BEEN PROPOSED TO CATEGORIZE SEASONAL VARIATIONS IN THE MONTHLY MEAN RN-222 CONCENTRATION BY THEIR ORIGIN. THE ESTIMATED CONCENTRATION OF RN-222 ORIGINATING FROM DISTANT REGIONS IN 1994 WAS IN AGREEMENT WITHCALCULATIONS MADE ACCORDING TO THE LONG-RANGE TRANSPORT MODEL, WHICH VERIFIED THE METHOD S RELIABILITY. THE PRESENT METHOD WOULD BE USEFUL ASA MEANS OF STUDYING THE CAUSE OF THE SEASONAL VARIATIONS IN THE RN-222CONCENTRATION.

報告書年度

1997

発行年月

1998/04

報告者

担当氏名所属

服部 隆利

狛江研究所原子力システム部

伊知地 猛

狛江研究所原子力システム部

キーワード

和文英文
ラドン-222 RADON-222
鉛-212 LEAD-212
大気 ATMOSPHERE
季節変動 SEASONAL VARIATION
長距離輸送モデル LONG-RANGE TRANSPORT MODEL
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