電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T97005

タイトル(和文)

アクティブ音響法によるFBR蒸気発生器の水リーク検出(その6)実機適用性の検討

タイトル(英文)

ACTIVE ACOUSTIC LEAK DETECTION FOR LMFBR STEAM GENERATORS (PART 6) APPLICABILITY TO PRACTICAL STEAM GENERATORS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

FBRの蒸気発生器においては,伝熱管からの水リークによるナトリウム-水反応事故の拡大を防止するために,水リークを早期にかつ確実に検出することが求められる。当所は,水リーク検出法としてアクティブ音響法を開発してきており,大型全周モデルを用いた実験を進めてきた。本報告では,この大型全周モデル実験の実験条件と実機条件の相違点を整理し,実験結果の実機SGにおけるアクティブ音響法の水リーク検出性能評価への適用性を明らかにした。これにより,今後確認が必要とされる項目やシステム設計段階での検討項目はあるものの,それらはいずれもアクティブ音響法の技術成立性に影響を及ぼすものではないと評価され,アクティブ音響法により実証炉の検出目標である10g/sのリークを10秒以内に検出することが可能であることが明らかになった。

概要 (英文)

IT IS NECESSARY TO DEVELOP A RELIABLE WATER LEAK DETECTION SYSTEM FOR STEAM GENERATORS FOR LIQUID-METAL REACTORS TOPREVENT SERIOUS DAMAGE AND TO MAINTAIN THE STRUCTURAL INTEGRITY OF THESTEAM GENERATORS. THE CONCEPT OF THE ACTIVE ACOUSTIC METHOD IS TO DETECT CHANGES IN THE ULTRASONIC FIELD CAUSED BY HYDROGEN GAS BUBBLES GENERATED BY THE SODIUM-WATER REACTION. THIS METHOD HAS THE POTENTIAL FOR BETTER DETECTION PERFORMANCE THAN CONVENTIONAL PASSIVE METHODS, FROM THE VIEWPOINT OF SENSITIVITY, RESPONSE TIME AND TOLERANCE OF BACKGROUND NOISE. A FEASIBILITY STUDY OF THE ACTIVE ACOUSTIC LEAK DETECTION SYSTEM ISBEING CARRIED OUT. THIS REPORT PREDICTS THE PERFORMANCE OF THE METHOD IN PRACTICAL STEAM GENERATORS FROM THE RESULTS OF LARGE-SCALE IN-WATER EXPERIMENTS. THE RESULTS SHOW THAT THE ACTIVE ACOUSTIC SYSTEM CAN DETECT A 10 G/S LEAK WITHIN A FEW SECONDS IN LARGE-SCALE STEAM GENERATORS.

報告書年度

1997

発行年月

1998/03

報告者

担当氏名所属

吉田 和生

狛江研究所原子力システム部

熊谷 博道

狛江研究所原子力システム部

木下 泉

狛江研究所原子力システム部

キーワード

和文英文
高速増殖炉 FAST BREEDER REACTOR
蒸気発生器 STEAM GENERATOR
水リーク検出 WATER LEAK DETECTION
アクティブ音響法 ACTIVE ACOUSTIC METHOD
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