電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T96039

タイトル(和文)

起動・停止模擬条件下における炭素鋼の腐食挙動の電気化学的手法による検討

タイトル(英文)

EVALUATION OF CORROSION BEHAVIOR OF CARBON STEEL USING ELECTROCHEMICAL METHODS UNDER SIMULATED-UP AND SHUTDOWN CONDITIONS.

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

火力プラントの起動・停止条件を模擬した給水系温度領域における炭素鋼の腐食挙動を,炭素鋼と白金電極間のガルバニック電流計測および交流インピーダンス法によって評価し,以下の知見を得た。(1)200度の給水温度領域でガルバニック電流は,炭素鋼表面の皮膜の成長に伴って減少し,腐食速度と対応する傾向を示した。(2)CWTにおける起動・停止模擬条件下で,ガルバニック電流およびインピーダンスは温度変化に対応して変化した。(3)CWTの停止模擬条件下でのガルバニック電流の増大がみられないことから,CWTの水質での停止保管中の腐食は少ないものと評価された。

概要 (英文)

THE CORROSION BEHAVIOR OF CARBON STEEL WAS EXAMINED UNDER SIMULATED START-UP AND SHUTDOWN CONDITIONS OF A FOSSIL-FUEL POWER PLANT. A GALVANIC CURRENT MEASUREMENT TECHNIQUE(PLATINUM-CARBON STEEL)AND ACIMPEDANCE SPECTROSCOPY WERE UTILIZED FOR THESE EXPERIMENTS.THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS:(1)THE GALVANIC CURRENT DECREASED WITH INCREASING TIME DUE TO THE FORMATION OF SURFACE FILM AT 200 DEGREE FEEDWATER CONDITIONS. (2)THE GALVANIC CURRENT AND IMPEDANCE RESPONSE WAS SHARPLY AFFECTED BY THE WATER TEMPERATURE AND NO IN CURRENT WAS OBSERVED. (3)IT WAS ESTIMATED THAT ACCELERATED CORROSION WOULD NOT OCCUR DURING THE DSS LAY-UP PERIOD OR WSS OPERATION OF THE PLANT.

報告書年度

1996

発行年月

1997/05/01

報告者

担当氏名所属

河合 登

狛江研究所界面科学部

和田 邦久

狛江研究所界面科学部

平野 秀朗

狛江研究所界面科学部

キーワード

和文英文
火力発電所 FOSSIL FUEL POWER PLANT
給水系 FEEDWATER SYSTEM
酸素処理法 OXGENATED TREATMENT
腐食 CORROSION
電気化学的手法 ELECTROCHEMICAL TECHNIQUE
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