電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
T96006
タイトル(和文)
レーザービーム整形技術の開発(その5)-デフォーマブルミラーによるレーザー光強度分布制御装置の試作-
タイトル(英文)
STUDY ON LASER BEAM-FORMING(5)-PROTOTYPE DEVICE FOR CONTROLLING LASER BEAM INTENSITY PROFILE USING DEFORMABLE MIRROR-
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
デフォーマブルミラーを用いたフィードバック制御によりレーザービームの強度分布を自動的に整形する装置を試作した。これはデフォーマブルミラーを用いてレーザー光の強度分布の制御を行うものとしては始めての装置である。制御アルゴリズムとしては遺伝的アルゴリズム(GeneticAlgorithm:GA)を適用した。このシステムの伝達関数は複雑であるが,今回実験に用いたハードウエアの制限のなかでは最適なレーザー光強度分布を得ることができた。これにより,デフォーマブルミラーの制御におけるGAの有効性を確認することができた。レーザー光の強度分布制御においては強度分布の測定とその評価が重要な課題であることが分かった。今回の実験では,この評価値は変動したが,これは主としてCCDカメラによる測定の変動が原因と考えられる。この評価値の変動を減少させることができれば,再現性などの制御特性は向上するものと期待できる。
概要 (英文)
A DEFORMABLE CONTROL DEVICE WHICH CAN TRANSFORM LASER-BEAM INTENSITY PROFILES WAS DEVELOPED. THIS IS THE FIRST DEVICE TO CONTROL BEAM PROFILES. A GENETIC ALGORITHM(GA) IS USED AS THE CONTROL ALGORITHM. ALTHOUGH THE TRANSFER FUNCTION IS COMPLEX AND UNKNOWN,THE DEVICE ACHIEVES THE OPTIMUM BEAM PROFILE WITHIN THE HARDWARE LIMITS.THUS,THE EFFECTIVENESS OF GA HAS BEEN PROVED. THE MOST SIGNIFICANT PROBLEM IS INSTABILITY IN MONITORING AND EVALUATING LASER-BEAM INTENSITY PROFILES. THE EVALUATION VALUES VARY WITH TIME. IT MAY RESULT IN INSTABILITY OF THE CCD CAMERA. CONTROL CHARACTERISTICS SUCH AS REPRODUCIBILITYWILL BE IMPROVED IF THIS INSTABILITY CAN BE REDUCED.
報告書年度
1996
発行年月
1996/10/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
根本 孝七 |
狛江研究所電気物理部レーザー・光グループ |
共 |
名雪 琢弥 |
狛江研究所電気物理部レーザー・光グループ |
共 |
後藤 直彦 |
狛江研究所電気物理部レーザー・光グループ |
共 |
藤井 隆 |
狛江研究所電気物理部レーザー・光グループ |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
原子レーザー法 | ATOMIC VAPOR LASER ISOTOPE SEPARATION |
レーザー | LASER |
デフォーマブルミラー | DEFORMABLE MIRROR |
ビーム整形 | BEAM FORMING |
遺伝的アルゴリズム | GENETIC ALGORITHM |