電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T95075

タイトル(和文)

氷蓄熱式放射冷房システム野開発(その1)-温熱快適性に及ぼす放射および湿度の影響評価-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF ICES STORAGE RADIANT COOLING SYSTEM PART1:INFLUENCE OF RADIATION AND HUMIDITY ON THERMAL COMFORT

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

放射冷房された室内で温暖冷感,快適感等に関する体感申告試験を実施した。パラメータは室内の温湿度と放射冷房パネルの表面温度。主な結果は以下のとおり。(1)温湿度条件を28度40%としても,放射冷房パネル(表面温度20度)を設定することで従来の設計条件(対流による温湿度26度,50%)の場合と同等の快適感が得られた。(2)放射冷房(温度28度,パネル表面温度20度)では,湿度を50%から40%に下げることで快適感が向上した。(3)全身温冷感に対する快適感の関係は放射冷房と対流冷房でほぼ一致し,全身温冷感が「涼しい」で快適感が最大になった。

概要 (英文)

SUBJECTIVE EVALUATION TEST WERE CARRIED OUT ON THERMAL AND COMFORT SENSATIONS. THE PARAMETERS WERE INDOOR TEMPERATURE,HUMIDITY,AND SURFACE TEMPERATURE OF THE RADIANT COOLING PANEL.THE MAJOR RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)AT 28 DEGREE AND 40% RH WITH 20 DEGREE RADIANT PANEL,THE SAME COMFORT WAS OBTAINED AS FOR THE STANDARD DESIGN CONDITION OF 26 DEGREE AND 50% RH WITHOUT THE RADIANT PANEL. (2)FOR RADIANT COOLING AT 28 DEGREE WITH A 20 DEGREE RADIANT PANEL,A DECREASE IN HUMIDITY FROM 50% TO 40% YIELDED BETTER COMFORT. (3)THE RELATIONSHIP BETWEEN THERMAL SENSATION AND COMFORT FOR RADIANT COOLING AGREES WITH THE RELATIONSHIP FOR CONVECTIVE COOLING,AND COMFORT WAS MAXIMUM AT THE COOLTHERMAL SENSATION.

報告書年度

1995

発行年月

1996/06/01

報告者

担当氏名所属

宮永 俊之

狛江研究所電気物理部レーザー・光グループ

大沼 敏治

狛江研究所電気物理部レーザー・光グループ

中野 幸夫

狛江研究所電気物理部レーザー・光グループ

松木 直子

宇都宮大学

岡 建雄

宇都宮大学

キーワード

和文英文
放射冷房 RADIANT COOLING
氷蓄熱 ICE STORAGE
温熱快適性 THERMAL COMFORT
体感申告試験 SUBJECTIVE EVALUATION TEST
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