電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T95028

タイトル(和文)

有限要素法による蒸気発生器伝熱管渦電流探傷信号の数値シミュレーション

タイトル(英文)

NUMERICAL SIMULATIONS OF EDDY-CURRENT TESTING SIGNALS OF STEAM-GENERATOR TUBES BY 3-D FINITE ELEMENT METHOD

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

わが国の加圧水型軽水炉の定期検査では,蒸気発生器伝熱管の全数を渦電流探傷(ECT)により検査している。しかし,ECT信号と欠陥形状との関係については代表的な欠陥形状についてしか知られていないのが現状である。そのため,検査の信頼性や探傷プローブの性能向上を目的とする場合に,任意の欠陥形状に対してECT信号を数値的にシミュレーションできる技術の開発が必要である。本研究では,蒸気発生器伝熱管中の任意の欠陥に対し,ECT信号をシミュレーションするための3次元電磁場有限要素解析コードを開発した。本解析コードはベクトル型スーパーコンピュータ上で効率よく動作するよう完全なベクトルチューニングがなされている。解析結果は実験結果と非常によく一致している。また,本解析コードを用いて,欠陥形状の感度解析を実施した。

概要 (英文)

AT EVERY INSPECTION OF JAPANESE PWR PLANTS,ALL THE STEAM-GENERATOR TUBES ARE INSPECTED BY EDDY-CURRENT TESTING(ECT). HOWEVER,THE RELATIONSHIP BETWEEN ECT SIGNALS AND DEFECT SHAPES IS ONLY KNOWN FOR REPRESENTATIVE SHAPES. TO IMPROVE THE RELIABILITY OF INSPECTIONS AND THE CAPABILITY OF ECT PROBES,DEVELOPMENT OF NUMERICAL SIMULATION OF ECT SIGNALS FOR ARBITRARILY-SHAPED DEFECTS IS ESSENTIAL. WE DEVELOPED 3D FEM CODE TO SIMULATE ECT SIGNALS FOR ANY DEFECT IN STEAM-GENERATOR TUBES. THE CODE IS FULLY VECTORIZED SO IT RUNS ON HIGH-PERFORMANCECOMPUTERS VERY EFFICIENTLY. THE SIMULATION RESULTS AGREE WELL WITH THEEXPERIMENTAL RESULTS. SENSITIVITY ANALYSES WERE PERFORMED TO INVESTIGATE THE RELATIONSHIP BETWEEN DEFECT SHAPE AND ECT SIGNAL.

報告書年度

1995

発行年月

1996/05/01

報告者

担当氏名所属

酒井 高行

狛江研究所金属材料部材料力学グループ

曽根田 直樹

狛江研究所金属材料部材料力学グループ

キーワード

和文英文
蒸気発生器 STEAM GENERATOR
渦電流探傷 EDDY-CURRENT TESTING
電磁場解析 ELECTROMAGNETIC FIELD ANALYSIS
有限要素法 FINITE ELEMENT METHOD
数値シミュレーション NUMERICAL SIMULATION
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