電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T94072

タイトル(和文)

形状記憶合金の繰り返し変形特性とエネルギー変換システムの試作

タイトル(英文)

CYCLIC BEHAVIOR AND ENERGY CONVERSION OF SHAPE MEMORY ALLOY

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

低温排熱などの未利用エネルギーから動力回収ができれば,エネルギーの一層の利用拡大が図れる。本報は,形状記憶効果の繰り返し安定性に優れたTiNiCu合金の繰り返し変形特性を実験的に調べ,可逆形状記憶効果,回復応力,回復残留ひずみ等と繰り返し回数との関係について検討している。また,疲労寿命と合金に加わる負荷条件について検討し,負荷応力およびその作用時間が小さいほど長寿命化になるが,破断に至までに外部に成し得る生涯仕事量は負荷応力が大きいほうが増大すること等を明らかにしている。さらにエネルギー貯蔵部を導入したエネルギー変換システムを試作し,100Wの発電出力を得ることに成功した。

概要 (英文)

IF THE RECOVERY FORCE OF SHAPE MEMORY ALLOY IS CONVERTED TO ENERGY BY UTILIZING LOW-TEMPERATURE ENERGY,IT WILL BE AVERY PROMISING POWER-RETRIEVAL METHOD THAT SAVES NATURAL RESOURCES. THIS PAPER INVESTIGATED THE CYCLIC RECOVERY STRESS,STRAIN AND OUTPUT WORKOF SHAPE MENORY ALLOY.THE INFLUENCE OF INITIAL LOADING CONDITIONS SUCHAS HEATING TEMPERATURE,ELONGATION AND EXTERNAL LOAD ON THE FATIGUE LIFE AND THE TOTAL OUTPUT WORK IS DISCUSSED.FURTHERMORE,A POWER GENERATIONSYSTEM WITH A RECIPROCATING SMA ENGINE AND AN ACCUMULATOR FOR CONCERTED ENERGY STORAGE IS PROPOSED.IT IS SHOWN THAT GENERATION OF 100 W OF OUTPUT POWER IS POSSIBLE.

報告書年度

1994

発行年月

1995/06/01

報告者

担当氏名所属

佐久間 俊雄

狛江研究所原子力システム部伝熱工学グループ

岩田 宇一

狛江研究所原子力システム部伝熱工学グループ

キーワード

和文英文
形状記憶合金 SHAPE MEMORY ALLOY
レシプロタイプエンジン RECIPROCATING HEAT ENGINE
エネルギー貯蔵 ENERGY STORAGE
繰り返し変形特性 CYCLIC BEHAVIOR
未利用エネルギー NEW ENERGY SAURCES
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