電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T94029

タイトル(和文)

高Cr4+ドープフォルステライト結晶の発光およびレーザー発振特性

タイトル(英文)

FLUORESCENCE AND LASER OSCILLATION CHARACTERISTICS OF HIGHLY-CR4+-DOPED DORSTERITE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

レーザー発振中心であるCr4+ドープ量の異なるフォルステライト結晶の光吸収特性を測定した結果、高Cr4+ドープ結晶は、従来の結晶に比べCr4+による1100nmにおける吸収係数が約5倍大きいことが分かった。また、532nmで励起した際の発光特性を測定した結果、高Cr4+ドープ結晶は、従来の結晶に比べ、レーザー発振に寄与する1140nmを中心とする発光帯の強度が2倍以上大きいことが分かった。さらに、Nd:YAGレーザーの基本波(1064nm)を励起光に用い、大きさ5×5×5mm3の高Cr4+ドープ結晶のレーザー発振に成功した。入力光エネルギーに対するスロープ効率17%、最高出力エネルギー1.1mJが得られた。

概要 (英文)

WE INVESTIGATED THE ABSORPTION AND FLUORESCENCE CHARACTERISTICS OF TWO FORSTERITE SAMPLES WITH DIFFERENT CR4+, LASING-CENTER CONCENTRATIONS. IT WAS SHOWN THAT A HIGHLY-CR4+-DOPED SAMPLE HAS ABOUT A FIVE TIMES STRONGER ABSORPTION COEFFICIENT FOR THE 1100-NM ABSORPTION BAND. IT WAS SHOWN THAT THE HIGHLY-CR4+-DOPED SAMPLE WITH CR4+ CONCENTRATION OF 0.13-0.14 MOL% HAS A TWO TIMES STRONGER FLUORESCENCE PEAK AT 1140 NM, WHICH CAUSES LASER OSCILLATION, THAN A NORMALLY -CR4+-DOPED SAMPLE. LASER OSCILLATION OF THE HIGHLY-CR4+-DOPED SAMPLE WAS ACHIEVED BY PUMPING WITH 1064 NM PULSES FROM A Q-SWITCHED ND:YAG-R. THE SAMPLE SIZE WAS ONLY 5*5*5NM**3, AND AN OUTPUT POWER OF OVER 1.1 MJ ANDA SLOPE EFFICIENCY OF 17% WERE OBTAINED.

報告書年度

1994

発行年月

1995/05/01

報告者

担当氏名所属

藤井 隆

狛江研究所電気物理部レーザー・光グループ

長野 正裕

狛江研究所電気物理部レーザー・光グループ

根本 孝七

狛江研究所電気物理部レーザー・光グループ

キーワード

和文英文
波長可変 TUNABLE
固体レーザー SOLID STATE LASER
フォルステライト FORSTERITE
高Cr4+ドープ HIGH-CR4+ DOPING
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