電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T94011

タイトル(和文)

長半減期核種の分離技術の開発-溶融塩/液体カドミウムと溶融塩/液体ビスマス系を用いた超ウラン元素と希土類元素の分離の比較-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF PYROMETALLURGICAL PARTITIONING OF LONG-LIVED NUCLIDES -SEPARATION OF MINOR ACFINIDES AND RARE-EARTH ELEMENTS IN LICL-KCL/BI OR LICL-KCL/COL-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

当所では高レベル廃液中に残留する超ウラン元素を乾式法により分離・抽出し、燃料サイクル内に閉じ込める研究を実施している。高レベル廃液中には、超ウラン元素と性質が類似する希土類元素が多量に存在するため、両者を効率よく分離する必要がある。これまでに溶融塩/液体カドミウムにこれらの元素を希薄に添加した条件での分離係数のデータを取得した。本研究では、分離係数の向上が期待される溶融塩/液体ビスマスにおけるウラン、ネプツニウム及び希土類元素の分離係数を実験的に取得した。その結果、超ウラン元素と希土類元素の分離係数は約5-200倍拡大し、ビスマスの分離能がカドミウムに優ることが明らかとなった。また、分離係数データを基に超ウラン元素の還元・抽出における物量の評価を実施した。

概要 (英文)

HIGH-LEVEL RADIOACTIVE WASTES CONTAIN A SMALL AMOUNT OF LONG-LIVED NUCLIDES, MAINLY MINOR ACTINIDES, WHICH REMAIN RADIOACTIVELY TOXIC FOR MORE THAN MILLION YEARS. PYROMETALLURGICAL PARTITIONING OF MINOR ACTINIDES IS BEING DEVELOPED BY CRIEPI. THE SEPARATIONFACTOR BETWEEN MINOR ACTINIDES AND RARE EARTHS IN MOLTEN SALT / LIQUIDCADMIUM AND IN MOLTEN SALT / LIQUID BISMUTH SYSTEMS WAS EXPERIMENTALLYOBTAINED. THE SEPARATION FACTOR USING BISMUTH WAS LARGER BY A FACTOR RANGING FROM ABOUT 5 TO 200 THAN USING CADMIUM WHEN THE LIQUID METAL WASNOT SATURATED BY ACTINIDES AND RARE EARTHS.

報告書年度

1994

発行年月

1995/03/01

報告者

担当氏名所属

倉田 正輝

狛江研究所原子力システム部炉物理・燃料工学グループ

坂村 義治

狛江研究所原子物理部溶融塩化学グループ

木下 賢介

狛江研究所原子物理部溶融塩化学グループ

東 達弘

狛江研究所原子物理部溶融塩化学グループ

井上 正

狛江研究所原子物理部

森山 裕大

京都大学

キーワード

和文英文
長半減期核種 LONG-LIVED NUCLIDE
乾式分離 PYROMETALLURGICAL PARTITIONING
カドミウム CADMIUM
ビスマス BISMURH
溶融塩 MOLTEN SALT
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