電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T93055

タイトル(和文)

遺伝子解析による活性酸素代謝系蛋白測定法の確立とその適用

タイトル(英文)

ANALYSIS OF GENE FOR ACTIVE OXYGEN METABOLICPROTEINS AND APPLICATIONS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

老化抑制などのホルミシス効果の機構解明に資するため,活性酸素を体内に発生させる各種ストレイがラット諸臓器中の活性酸素代謝系蛋白の遺伝子発現に及ぼす影響を検討した。以下の結果,各種ストレスに伴い応答性に違いはあるものの各々の活性酸素代謝系蛋白のmRNA量が増大する,即ち一般手的に生体防御機能が活性化する可能性が遺伝子レベルで示唆できた。(1)まずプライマーを新規調整することで,大幅な高感度が期待できる遺伝子解析手法であるRT-PCR法の本実験系への適用が確立できた。(2)水浸拘束下での胃におけるHSP70mRNAの発現は,1時間後から発現が始まり,2~4時間でピークトなり,その後,漸減した。(3)パラコート腹腔内投与後の副腎および胸部大動脈において,Mn-SODmRNAは4時間後に,HSP70mRNAは1時間後に各々,15~30倍の発現を開始した。

概要 (英文)

WE EXAMINED THE EFFECT OF STRESSES ON EXPRESSION OF MRNAS FOR MN-SOD AND HEAT SHOCK PROTEINS (HSP70) IN VARIOUS TISSUES OF WISTAR RATS, TO CLARIFY THE MECHANISM OF RADIATION HORMESIS. THE RESULTS ARE AS FOLLOWS: 1.HSP70 MRNA IN THE STOMACH OF ADULT WISTAR RATS PEACKED 2 4H AFTER WATER IMMERSION AND RESTRAINT STRESS. 2.MRNAS FOR HSP70 AND MN-SOD IN THE ADRENALS AND AORTA PEAKED 1 AND 4 H AFTER ADMINISTRATION OF PARAGUAT. THESE RESULTS SUGGEST THAT THE GENES FOR ACTIVE OXYGEN-MEDIATED METABOLIC PROTEINS ARE EXPRESSED BY PHYSIOLOGICAL STRESS,WHICH ACTIVATE THE CELLULAR PROTECTIVE FUNCTIONS.

報告書年度

1993

発行年月

1994/05/01

報告者

担当氏名所属

山岡 聖典

狛江研究所原子力システム部放射線グループ

佐藤 英介

大阪大学

井上 正康

大阪大学

キーワード

和文英文
放射線ホルミシス RADIATION HORMESIS
ストレス STRESS
RT-PCR法 RT-PCR METHOD
Mn-SODmRNA MN-SUPEROXIDE DISMUTASE MRNA
HSP70mRNA HEAT SHOCK PROTEIN 70 MRNA
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