電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T93036

タイトル(和文)

液体金属面上での液滴の蒸発現象

タイトル(英文)

EVAPORATION OF WATER DROPLET ON HEATED LOW-MELTING-POINT ALLOY

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

直接接触伝熱型SGの伝熱特性を明らかにするための基礎となる,水滴と低融点合金との接触時の伝熱現象を,水滴を高温の低融点合金表面に落下させる伝熱実験により把握した。主な結論は以下のとおりである。(1)液体金属面上には沸騰の原因となる気泡核が存在しないため,極小蒸発時間となる伝熱面過熱度は,固体伝熱面の場合と比較してかなり高くなる。(2)低伝熱面過熱度域から極小蒸発点となる伝熱面過熱度までの間では,圧力が高くなるに従って,蒸発時間が長くなる。(3)撮影したビデオにより,低伝熱面過熱度域から極小蒸発点を越える伝熱面過熱度までの広い範囲に渡って,蒸発および沸騰現象を観察・把握した。

概要 (英文)

TO CLARIFY THE HEAT-TRANSFER PERFORMANCE OF A DIRECT-CONTACT HEAT-TRANSFER STEAM GENERATOR FOR FBRS,THE HEAT-TRANSFER CHARACTERISTICS OF EVAPORATION OF A SINGLE DROPLET OF WATER ON A LOW-MELTING-POINT ALLOY WAS EVALUATED BY A HEAT-TRANSFER EXPERIMENT. THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)SINCE THERE ARE NO BUBBLE NUCLEI AT THE SURFACE OF A LIQUID METAL,THE SUPERHEAT TEMPERATURE OF THE HEAT-TRANSFER SURFACE OF LOW-MELTING-PONT ALLOY AT THE MINIMUM EVAPORATION TIME POINT IN THE EVAPORATION CURVE IS MUCH HIGHER THAN THAT OF SOLID METALLIC SURFACES. (2)THE EVAPORATION TIME BECOMES LONGER FROM THE LOW SUPERHEATOF THE LOW-MELTING-POINT ALLOY TO THE SUPERHEAT AT THE MINIMUM EVAPORATION TIME POINT,AS THE PRESSURE RISES. (3)THE EVAPORATION PHENOMENA WERE OBSERVED AND DISCUSSED BASED ON A PHOTOGRAPHIC STUDY.

報告書年度

1993

発行年月

1994/04/01

報告者

担当氏名所属

木下 泉

狛江研究所原子力システム部伝熱工学グループ

古谷 正裕

狛江研究所原子力システム部伝熱工学グループ

西 義久

狛江研究所原子力システム部伝熱工学グループ

キーワード

和文英文
蒸発 EVAPORATION
液滴 DROPLET
低融点合金 LOW-MELTING-POINT ALLOY
ライデンフロスト現象 LEIDENFROST PHENOMENON
蒸気発生器 STEAM GENERATOR
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