電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T93032

タイトル(和文)

乾式再処理における塩廃棄物固化体の開発-ソーダライトの乾式直接合成法の検討-

タイトル(英文)

SALT WASTE DEVELOPMENT IN PYROPROCESSING:DIRECT SYNTHESIS OF SODALITE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

乾式再処理において発生する使用済み塩から発生する塩廃棄物は、LiCl/KCL共晶塩、アルカリ金属FPとアルカリ土類金属FPの塩化物、およびボンドナトリウムからの塩化ナトリウムから構成されている。これらの塩化物の廃棄物は酸化物への転換が熱力学的に難しく、塩素ガスなどの有毒な副生成物の発生という問題もあるためガラス固化体に適していない。そのため、塩化物を含む天然に存在する安定な鉱物として知られているソーダライトを利用してこれらの塩化物を安定に固化することが考えられている。本研究では乾式再処理に適用可能なソーダライトの固相合成について検討を行い、アルミン酸ナトリウムとケイ酸の混合物中に塩廃棄物を模擬した塩を添加し、圧縮の後-900度で-200時間程度加熱することでほぼ単相のソーダライトを合成することに成功した。本報告書は上記の検討結果と合成試験の結果を取りまとめたものである。

概要 (英文)

THE SALT WASTES GENERATED BY PYROPROCESSING FBR METALLIC FUEL CONSIST OF LICL/KCL EUTECTIC SALT, CHLORIDES OF ALKALINE METAL FISSION PRODUCTS AND ALKALINE EARTH METAL FISSION PRODUCTS, AND SODIUM BONDING OF THE FUEL. THESE CHOLRIDES IN THE SALT WASTE ARE UNSUITABLE FOR VITRIFIED WASTE BECAUSE OF THERMODYNAMIC DIFFICULTIES IN CONVERTING CHLORIDES INTO OXIDES, AND THE PROBLEM OF GENERATION OF CORROSIVE GASES, SUCH AS CHLORINE, DURING CONVERSION.SODALITE, A NATURAL MINERAL CONTAINING CHOLORIDES IN A BETA-CAGE, COULD BE USED AS AN IMMOBILIZATION MATRIX FOR SALT WASTES. THIS STUDY EXAMINED A SOLID-STATE METHODFOR SYNTHESIZING SODALITE COMPATIBLE WITH PYROPROCESSING. A MIXTURE OFSIMULATED SALT WASTE, SODIUM ALUMINATE, AND SILICATE WAS PRESSED INTO A PELLET, AND THE PELLET WAS HEATED TO 900 DEGREE FOR UP TO 200. ALMOSTSINGLE-PHASE SODALITE WAS GENERATED IN THE PELLET.

報告書年度

1993

発行年月

1994/04/01

報告者

担当氏名所属

吉田 拓真

狛江研究所原子物理部溶融塩化学グループ

小山 正史

狛江研究所原子物理部溶融塩化学グループ

キーワード

和文英文
再処理 REPROCESSING
乾式再処理 PYROPROCESSING
廃棄物固化体 WASTE FORM
ソーダライト SODALITE
固相合成 SOLID-STATE SYNTHESIS
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