電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T93017

タイトル(和文)

異常放電現象の統計的考察

タイトル(英文)

STATISTICAL STUDY OF ANOMALOUS FLASHOVER PHENOMENA

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

従来,がいし連などのインパルスフラッシオーバ試験時に,供試ギャップより長い距離でフラッシオーバが生ずる場合がある。この現象は異常フラッシオーバと呼ばれ古くから知られているが,その原因は明らかにされていない。本報告では,異常フラッシオーバ現象を「供試ギャップとその他のギャップの並列ギャップ構成において,低確率で発生する供試ギャップ以外のフラッシオーバ現象」と考え,異常放電の発生確率の計算法を提案した。ここで提案した計算法による結果は実測値と良く一致することを示し,その妥当性を明らかにするとともに,UHV変電所引込口での異常フラッシオーバの発生確率を計算し,正常時には十分小さいことを示した。さらに安全離隔距離に対する考え方を提案し,50%フラッシオーバ電圧が通常の80%に減じたものとして離隔を取ることが望ましいことを明らかにした。

概要 (英文)

WE ASSUMED THAT ANOMALOUS FLASHOVER PHENOMENA ARE LOW-PROBABILITY FLASHOVER PHENOMENA AT A LONGER GAP WHEN A TEST GAP AND OTHER GAPS ARE IN PARALLEL. BASED ON THIS ASSUMPTION,WE CALCULATED THE OCCURRENCE PROBABILITY FOR VARIOUS CONDITIONS AND COMPARED THE RESULTS WITH EXPERIMENTS. THE OCCURRENCE PROBABILITY AT A UHV SUBSTATIONWAS ESTIMATED AND A SIMPLE METHOD TO PREDICT THE REQUIRED CLEARANCE ISPROPOSED.

報告書年度

1993

発行年月

1994/03/01

報告者

担当氏名所属

新藤 孝敏

狛江研究所電気物理部雷放電グループ

キーワード

和文英文
異常放電 ANOMALOUS FLASHOVER
長ギャップ放電 LONG GAP DISCBARGE
開閉インパルス SWITCHING IMPULSE
絶縁設計 INSULATION DESIGN
安全離隔 SAFETY CLEARANCE
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