電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T93013

タイトル(和文)

配電線における避雷装置1相省略時の耐雷効果の検討

タイトル(英文)

LIGHTNING-PROTECTION EFFECTS ON POWER DISTRIBUTION LINES WHEN SURGE ARRESTERS OMITTED AT ONE OF THREE PHASES

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

配電線の高圧3相線路のうち2相に亘って避雷装置を設置した場合,電磁的結合によって残りの1相にフラッシオーバしにくくなる効果がある。この効果を検討するため,直撃雷試験とEMTPによる解析を行った。主な結果は以下のとおりである。(1)避雷装置未設置相がフラッシオーバしにくくなる効果を実験により定量的に明らかにした。(2)接地の低減効果を考慮したことにより,避雷装置1相省略時の解析値は実測値と一致した。(3)解析の結果,設置抵抗30オメガでは,避雷装置を1相省略しても雷撃電流40kA(負極性)まで配電線は保護されるので,耐雷対策として現実的に可能である。

概要 (英文)

SATISFACTORY PROTECTION OF THREE-PHASE POWERDISTRIBUTION LINES MIGHT BE POSSIBLE USING SURGE ARRESTERS ONLY AT TWOPHASES. TO STUDY IS LIGHTNING-PROTECTION EFFECT,WE PERFORMED EXPERIMENTS ON DIRECT LIGHTNING HITS AND ANALYSIS USING EMTP. THE MAIN RESULTS ARE: (1)LIGHTNING PROTECTION WAS QUANTIFIED WITH SURGE ARRESTERS AT TWO PHASES. (2)THE ANALYTICAL RESULTS,WHICH TAKE ACCOUNT OF THE REDUCING EFFECT OF GROUNDING RESISTANCE,AGREE WELL WITH THE EXPERIMENTAL RESULTS. (3)WHEN THE GROUNDING RESISTANCE IS 30 OHM,A POWER DISTRIBUTION LINE WITH SURGE ARRESTERS AT TWO PHASES IS PROTECTED AGAINST DIRECT LIGHTNING HITS WITH A PEAK CURRENT OF -40 KA.

報告書年度

1993

発行年月

1994/03/01

報告者

担当氏名所属

谷口 弘光

狛江研究所電気物理部雷放電グループ

浅川 聡

狛江研究所電気物理部雷放電グループ

横山 茂

狛江研究所電気物理部

キーワード

和文英文
LIGHTNING
直撃雷 DIRECT LIGHTNING HIT
配電線 POWER DISTRIBUTION LINE
避雷器 SURGE ARRESTER
耐雷設計 LIGHTNING PROTECTION DESIGN
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry