電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T93004

タイトル(和文)

太陽光の強光束化の可能性(解析的検証)

タイトル(英文)

A NEW METHOD FOR CONCENTRATING SOLAR ENERGY (ANALYTICAL STUDY)

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

地球環境問題が顕在化した昨今,太陽エネルギーは,多大の期待が寄せられている。しかしながら,太陽エネルギーは量的には膨大であるものの,均一性に貧しく,連続して用いることは,日本の自然条件と現状技術では,未だ不十分であるとされている。即ち,直射日光の波動エネルギー密度は高く,集密化すれば,太陽表面に近い温度を与える程強度であるものの,地上で熱に変換すれば,工学的変換損失が生じて,低位のエネルギーしか得ることが出来ない技術の現状である。本報告では,熱に変換することなく,光の儘でループを描かせながら漸近的に収れんさせることにより,強光束化して,超高密度エネルギーの光束ビームを得ることを提案するものである。高い高光度の光束ビームを得ることができれば,将来,太陽エネルギーの新たな利用が期待できる。

概要 (英文)

GLOBAL ENVIRONMENTAL PROBLEMS ARE BECOMING SO EXTENSIVE THAT SOLAR ENERGY WILL BE ONE OF THE MOST IMPORTANT ENERGY RESOURCES IN THE NEAR FUTURE . THE QUANTITY OF SOLAR ENERGY OBTAINED FROM DIRECT RADIATION AT THE EARTH SURFACE IS ENORMOUSLY LARGE. HOWEVER,IT IS TOO DILUTE AND TOO CHANGEABLE FOR CONTINUOUS USE IN JAPANE UNDER PRESENT TECHNOLOGICAL LEVELS.DIRECT SOLAR RADIATION IS SO STRONG THAT CAN BE CONCENTRATED TO OBTAIN HIGH TEMPERATURES.HOWEVER ONCE IT IS CHANGED TO THERMAL ENERGY,IT CANNOT BE TO TRANSFORMED HIGHER TEMPERATURES BECAUSE OF CONVERSION LOSSES USING PRESENT TECHNOLOGY. THIS PAPER PROPOSESA NEW SYSTEM FOR CONCENTRATING SOLAR ENERGY TO OBTAIN A BEAM OF SUPER-HIGH INTENSIVE LUMINOUS FLUX USING AN ASYMPTOTICALLY-LOOPING CONCENTRATION SYSTEM IF IT CAN BE OBTAINED BEAM OF SUPER-HIGH INTENSIVE NEW USES FOR SOLAR ENERGY CAN BE ABTAINED.

報告書年度

1993

発行年月

1993/11/01

報告者

担当氏名所属

北見 恒雄

狛江研究所

キーワード

和文英文
太陽エネルギー SOLAR ENERGY
太陽光 LUMINOUS BEAM
光の高光度化 HIGH LUMINOSITY
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry