電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T92076

タイトル(和文)

低線量X線の事前照射によるマウスの放射線抵抗性の誘導(その2)放射線抵抗性を誘導する照射時期と誘導された抵抗性の持続期間

タイトル(英文)

ACQUIRED RADIORESISTANCE AFTER LOW DOSE X-RAY IRRADIATION IN MICE 2.WHEN DOES RADIORESISTANCE APPEAS AFTER EXPOSURETO LOW DOSES AND HOW LONG DOSE IT LAST?

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

低線量の前照射により放射線に対する抵抗力がいつ個体に誘導されるか,また誘導された抵抗性がいつまで持続するかを知るために,6週令で0.05GyのX線をで照射したマウスを,照射の翌日から5ヵ月後までのさまざまな時期に亜致死線量で再照射し,生残率の変化を比較する実験を行い,以下の結果を得た:(1)唯性マウスでも雄性マウスの場合と同様に,事前照射の2ヵ月後に放射線抵抗性が誘導された。従って,0.05Gy照射の2ヵ月後に抵抗性が誘導される現象には一般性があると結論された。(2)0.05GyのX線で事前照射を行った場合,放射線抵抗性は照射の1.5ヵ月後では未だ発現しておらず,2~2.5ヵ月後になって発現する。しかし,照射後3ヵ月を過ぎると失われ,少なくとも照射の5ヵ月後まで回復は見られない。

概要 (英文)

THE EFFECTS OF LOW-DOSE X-RAYIRRADIATION ON THE 30-DAY SURVIVAL OF MICE AFTER A SECOND,SUB-LETHAL IRRADIATION WERE EXAMINED. WE STUDIED WHEN RADIORESISTANCE APPEARS AFTER PRE-IRRADIATIONWITH A LOW DOSE AND HOW LONG IT LASTS. THE INTERVAL BETWEEN THE PRE-IRRADIATION AND SECOND IRRADIATION VARIED FROM 1 DAY TO 5 MONTHS. PRE-IRRADIATION WITH 0.05 GY OF X-RAYS 2 TO 2.5 MONTHS BEFORE THE SUB-LETHAL DOSE ENHANCES THE SURVIVAL RATE. HOWEVER,INTERVALS SHORTER THAN 2 MONTHSOR LONGER THAN 3 MONTHS FAIL TO INDUCE ACQUIRED RADIORESISTANCE.

報告書年度

1992

発行年月

1993/04/01

報告者

担当氏名所属

御園生 淳

狛江研究所原子力部安全管理研究室

米澤 司郎

大阪大学

キーワード

和文英文
放射線抵抗性 RADIORESISTANCE
低線量照射 LOW DOSE IRRADIATION
放射線ホルミシス RADIATION HORMESIS
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