電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T92068

タイトル(和文)

高分解能赤外分光計を用いた地球大気の観測-IMG模擬データによる気温及び水蒸気鉛直分布の推定-

タイトル(英文)

OBSERVATION OF ATMOSPHERE USING HIGH SPECTRAL RESOLUTION INFRARED SPECTROSCOPY -RETRIEVAL OF TEMPERATURE AND WATER-VAPOR PROFILES USING IMG SIMULATION DATA-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

1996年に,大気中の温室効果気体の実態を把握することを目的として,ADEOS衛星に搭載された温室効果気体センサIMGの打ち上げが予定されている。IMGは,地球の赤外放射スペクトルを高い分解能で測定するフーリエ変換赤外分光計であり,その測定データから気温や各種温室効果気体の分布を高い精度で推定できる可能性がある。本研究ではIMGの観測を想定した高分解能赤外放射データから気温及び水蒸気の鉛直分布を推定するシミュレーションを行った。その結果,気温については,2~3Kの精度で推定された。水蒸気については,推定法に改良を加えることで40%程度の精度で推定できた。また,反復法を用いて気温の推定精度を向上させることを試みた。その結果,1K以内の誤差で推定が行えた。

概要 (英文)

IN 1996,AN IMG(INTERFEROMETRIC MONITOR FOR GREENHOUSE GASES)WILL BE LAUNCHED ON THE ADEOS SATELLITE TO OBSERVE THE STATUS OF GREENHOUSE GASES. THE IMG IS A FOURIER TRANSFORM SPECTROMETERTHAT WILL OBTAIN INFRARED RADIATION SPECTRA FROM THE EARTH WITH HIGH SPECTRAL RESOLUTION TO GIVE HIGH-ACCURACY PROFILES OF GREENHOUSE GASES. SIMULATION OF RETRIEVAL OF VERTICAL TEMPERATURE AND WATER-VAPOR PROFILES WAS DONE USING HIGH SPECTRAL RESOLUTION INFRARED RADIANCES. RESULTS INDICATE THAT THE RETRIEVAL ACCRACY IS 2-3K FOR TEMPERATURE. WATER VAPORCOULD BE RETRIEVED WITH AN ACCURACY OF ABOUT 40% BY IMPROVING THE RETRIEVAL METHOD. AN ITERATION METHOD WAS ALSO APPLIED TO THE TEMPERATURE RETRIEVAL. THE RESULTS SHOW THAT THE RETRIEVED TEMPERATURE ACCURACY IS WITHIN 1K.

報告書年度

1992

発行年月

1993/05/01

報告者

担当氏名所属

下田 昭朗

狛江研究所発電プラント部広域環境研究室

小林 博和

原子力情報センター

キーワード

和文英文
温室効果気体センサ IMG
リトリーバル RETRIEVAL
赤外放射 INFRARED RADIATION
高分解能赤外分光計 HIGH-RESOLUTION SPECTROSCOPY
人工衛星 SATELLITE
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