電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T92048

タイトル(和文)

電力系統長時間動特性解析プログラムの開発-基本プログラムの開発-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF POWER SYSTEM LONG-TERM DYNAMIC SIMULATION PROGRAM-KERNEL PROGRAM-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

広域化する電力系統の安定運用方策の検討には分オーダにわたる長時間の系統動特性をシミュレーションする手法が必要であり,その開発では解析の高速化が重要な課題の一つとなっている。本報告では,数値積分の時間刻みの調整に適した陰解法のトラペゾイダル法の特長を活かし,かつ,新しい機器の系統への導入などに対応したモデルの変更,追加など機能向上を容易とし,多機系統の長時間動特性解析手法の核として開発した基本プログラムについて述べた。本プログラムをモデル系統の動特性解析に適用し,長時間の現象を精度良く,高速に解析できることを検証した。

概要 (英文)

TO INVESTIGATE CONTROL SCHEMES FOR STABLE OPERATION OF A HEAVILY-INTERCONNECTED POWER SYSTEM,AN ANALYSIS TOOL THAT CAN SIMULATE THE LONG-TERM DYRAMIC BEHAVIOR OF THE SYSTEM OVER THE ORDER OF MINUTES IS REQUIRED. ONE PRINCIPAL SUBJECT IN DEVELOPING SUCH A TOOL IS HIGH-SPEED SIMULATION OF LONG-TERM DYNAMICS. THIS REPORT PRESENTSA FUNDAMENTAL COMPUTER DEVELOPED AS A KERNEL FOR THE LONG-TERM SIMULATION TOOL. THE PROGRAM USES THE FACT THAT THE IMPLICIT TRAPEZOIDAL RULE IS SUITABLE FOR ADJUSTING THE NUMERICAL INTEGRATION,STEP SIZE AND THAT MODIFICATION AND ADDITION OF COMPONENTS ASSOCIATED WITH NEW FACILITIES IS EASILY MADE. TEST SIMULATION RESULTS ON A MODEL POWER SYSTEM SHOW THAT THE PROGRAM CAN SIMULATE LONG-TERM DYNAMICS WITH HIGH ACCURACY AND SPEED.

報告書年度

1992

発行年月

1993/04/01

報告者

担当氏名所属

井上 俊雄

狛江研究所電力システム部系統制御研究室

田中 和幸

狛江研究所電力システム部系統計画研究室

市川 建美

狛江研究所電力システム部系統制御研究室

キーワード

和文英文
電力系統 POWER SYSTEM
長時間動特性 LONG-TERM DYNAMICS
シミュレーション SIMULATION
数値積分 NUMERICAL INTEGRATION
陰解法 IMPLICIT ALGORITHM
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