電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T92039

タイトル(和文)

被加熱物の化学変化を考慮した赤外線加熱シミュレーション

タイトル(英文)

ANALYSIS OF INFRARED RADIATION HEATING BASEDON CHEMICAL REACTION OF HEARED MATERIAL

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

被加熱物の化学変化を考慮した一次元赤外線加熱シミュレーション手法を開発した。本手法でポリエチリングリコールや卵白を遠赤外線と近赤外線で加熱する過程を解析し,実験結果と比較した。この結果解析結果は被加熱物各部の温度上昇の傾向を比較的よく表現しており,内部の加熱状況を簡便に調べるのに本手法が適していることが確認できた。また,本手法により被加熱物各部の赤外線エネルギー吸収状況を計算することができるため,必要な赤外線照射量を比較的簡便に予測でき,被加熱物に適した赤外線放射体の選択や合理的な加熱炉の設計などに利用できる。

概要 (英文)

TO USE INFRARED RADIATION MORE EFFICIENTHY, WE HAVE DEVELOPED A METHOD OF PREDICTING THE ONE-DIMENSIONAL INFRARED RADIATION HEATING PROCESS BASED ON THE HEATED-MATERIAL MELTING OR CHEMICAL REACTIONS. TEMPORAL VARIATIONS IN THE TEMPERATURE DISTRIBUTION OF POLYETHYLENE GLYCOL AND EGG WHITE WERE ANALYZED BY CONSIDERING THE TEMPERATURE DEPENDENCY OF THEIR SPECTRAL AND THERMAL PROPERTIES. THE ANALYTICAL RESULTS SHOWED GOOD AGREEMENT WITH THE EXPERIMENTAL ONES. FURTHERMORE,THIS METHOD IS APPLICABLE TO PREDICTING REQUIRED RADIATION POWER,SELECTION OF THE EMITTER FOR THE HEATED MATERIAL,AND RATIONAL DESIGN OF INFRARED FUMACES.

報告書年度

1992

発行年月

1993/04/01

報告者

担当氏名所属

宮永 俊之

狛江研究所開発部電気利用技術研究室

大沼 敏治

狛江研究所開発部電気利用技術研究室

中野 幸夫

狛江研究所開発部電気利用技術研究室

キーワード

和文英文
赤外線加熱過程 INFRARED RADIATION HEATING
化学変化 CHEMICAL REACTION
分光特性 SPECTRAL PROPERTIES
有限要素法 FINITE ELEMENT METHOD
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