電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T92025

タイトル(和文)

モノエタノールアミンによる炭酸ガス回収プロセスの実験的検討

タイトル(英文)


概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

MEA(モノエタノールアミン)吸収液による化学吸収法について、その性能特にCO21kg回収するのに必要な熱量に着目して実験的検討を行った。CO2回収実験装置は設計値で3トン/日のCO2を回収できる。実験では排ガス条件を一定(CO2濃度8.5%DVB)にし、蒸気量と吸収液濃度を変化させた。本プロセスの基本性能として、天然ガス燃焼排ガス中のCO2を90%以上回収が可能であり、回収CO2の純度は99%以上であった。ここでの実験条件範囲では、90%のCO2回収率を得るのに最小となる熱原単位はMEA濃度が17%*)、30%のときそれぞれ1400kcal/kg-CO2、1150kcal/kg-CO2であり、吸収液濃度を高めると熱原単位は低下する。現在までの実験で得られた熱原単位を基に500MW級LNG火力発電所を想定して発電出力に及ぼす影響を試算(動力は含まない)すると、60MW以上相当

概要 (英文)

THE PERFORMANCE OF THE CO2 RECOVERY PROCESS USING 15% TO 30% OF MEA(MONO-ETHANOL AMINE)SOLUTION WAS EXAMINED AT A 3TONS/DAY CO2 RECOVERY FACILITY. UNDER CONSTANT FLUE GAS CONDITIONS (GAS COMPOSITION, TEMPERATURE),STEAM FEED RATE AND MEA CONCENTRATION WERE VARIED. CO2 WITH A PURITY OF MORE THAN 99% WAS RECOVERED WITH MORE THAN90% REMOVAL EFFICIENCY FROM THE FLUE GAS. THE MINIMUM HEAT REQUIREMENTS TO RECOVER CO2 USING 17% AND 30% MEA SOLUTIONS WERE 1400 KCAL/KG・CO2 RESPECTIVELY UNDER THE EXPERIMENTAL CONDITIONS. BASED ON THE EXPERIMENTAL DATA, THE HEAT REQUIRED TO RECOVER CO2 FROM THE FLUE GAS OF A 500MW LNG-FIRED POWER PLANT WOULD REDUCE THE POWER OUTPUT FROM THE PLANT BY MORE THAN 60MW.

報告書年度

1992

発行年月

1993/05/01

報告者

担当氏名所属

横山 隆寿

狛江研究所発電プラント部広域環境研究室

工藤 聡

狛江研究所発電プラント部広域環境研究室

キーワード

和文英文
火力発電所 FOSSIL FUEL-FIRED POWER PLANT
排ガス FLUE GAS
CO2回収 CO2 REMOVAL
モノエタノールアミン MONOETHANOLAMINE
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