電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T92007

タイトル(和文)

金属燃料炉心における安全性確保の方策と課題

タイトル(英文)

SAFETY OF METAL-FUEL FBR CORES

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

これまでの燃料,炉心,安全性に関する研究成果をもとに小~大型の一般的な金属燃料炉心で必要となる安全設計,安全評価技術とその成立性について検討した。その結果,まず設計基準内事象の分類とそれに対応する安全性判断基準については,酸化物燃料炉心設計での考え方と内容がほぼ適用できることがわかった。一方,設計基準外事象についてはATWS事象の早期終息可能性などによるリスク低減が期待されるが,CDAに移行する可能性も否定はできない。また今後の主要な課題として,燃料の照射時,過渡時挙動に関する設計式の整備,径方向膨張反応度など受動的安全性に係わる評価技術の確立,および溶融燃料挙動などCDA時の応答予測のための基礎データ整備などがあることがわかった。

概要 (英文)

THE FEASIBILITY OF SAFETY-DESIGN AND SAFETY-ASSESSMENT TECHNOLOGIES REQUIRED FOR METAL-FUEL FBR CORES WAS STUDIED BASED ON EXISTING FUEL,CORE AND SAFETY R&D ACHIEVEMENTS. AS A RESULT,IT WAS FOUND THAT THE DESIGN BASIS EVENT CATEGORIZATION AND CORRESPONDENT SAFETY CRITERIA SETTING FOR MIXED-OXIDE CORE DESIGN IS GENERALLY APPLICABLE. IN THE AREA BEYOND DESIGN BASIS EVENTS,THE POTENTIAL OF ATWS EARLY TERMINATION IS EXPECTED TO CONTRIBUTE TO RISK REDUCTION. HOWEVER,IT DOES NOT ELIMINATE THE PROBABLE OCCURRENCE OF A CORE DAMAGE ACCIDENT. MAJOR PROBLEMS TO BE SOLVED ARE: (1)ESTABLISHMENT OF DESIGN BASIS CORRELATIONS FOR FUEL IRRADIATION/TRANSIENT BEHAVIOR,(2)DEVELOPMENT OF ANALYSIS MODELS FOR FEATURES SUCH AS TRANSIENT BOWING THAT ENHANCE PASSIVE SAFETY,AND (3)ACCUMULATION OF BASIC DATA FOR CDA RESPONSE PREDICTIONS SUCHAS MOLTEN-FUEL PROPERTIES AND CHARACTERISTICS.

報告書年度

1992

発行年月

1992/10/01

報告者

担当氏名所属

横尾 健

狛江研究所FBR部金属燃料研究室

植田 伸幸

狛江研究所FBR部革新炉研究室

石田 政義

(株)日立製作所

キーワード

和文英文
高速増殖炉 FAST BREEDER REACTOR
金属燃料 METALLIC FUEL
安全設計 SAFETY DESIGN
安全評価 SAFETY EVALUATION
安全性判断基準 SAFETY CRITERIA
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