電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T91091

タイトル(和文)

電子回路におけるノイズとサージによる影響実態調査

タイトル(英文)

EFFECT OF NOISES AND SURGES ON ELECTRONIC CIRCUITS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は,電力系統を効率的に制御する情報通信網の構成要素である電子回路が,ノイズやサージによって誤動作した状況とその対策の実態調査を行った結果をまとめたものである。主たる成果を以下に示す。(1)アナログ回路は信号レベルそのものが情報であるため,信号線に結合するノイズによる誤動作が多く,シールド線の適用が効率的である。(2)ディジタル回路は,ノイズが論理回路を通過すると信号に変わることがあるが,クロック同期を利用した2重の論理判断で回避できる。(3)電源線から侵入するノイズとサージについては,電源線を伝搬するサージやインバータからの高周波ノイズと電力の品質劣化(高調波など)を誤動作原因となることが多く,電子回路にて使用する信号周波数の適切な選定を行う必要がある。

概要 (英文)

THIS REPORT SHOWS THE RESULTS OF AN INVESTIGATION OF THE EFFECTS ELECTROMAGNETIC INTERFERENCE FROM NOISE AND SURGESON ELECTRONIC CIRCUITS USED IN ELECTRIC POWER CONTROL SYSTEMS. THE MAIN RESULTS ARE SHOWN BELOW. (1)MIS-OPERATION OF ANALOG CIRCUITS IS CAUSED MAINLY BY ELECTROMAGNETIC COUPLING TO LEAD WIRES BECAUSE THE SIGNAL LEVEL CARRIES INFORMATION. SHIELDING WIRES ARE VERY EFFECTIVE IN PREVENTING INTERFERENCE. (2)MIS-OPERATION OF DIGITAL CIRCUIT IS CAUSED MAINLY BY NOISE CHANGING INTO A SIGNAL AFTER THROUGH LOGIC GATES. DOUBLE LOGICGATES ACCOMPANIED BY TIMING CLOCKS AND FLIP-FLOPS ARE EFFECTIVE IN PREVENT INTERFERENCE. (3)ELECTRONIC CIRCUITS CONNECTED TO POWER LINES ARE FREQUENTLY TROUBLED BY SURGES AND NOISES GENERATED BY POWER INVERTERS AND HARMONICS. A SIGNAL CARRIER WAVE THAT CARRIES INFORMATION SHOULD BE SELECTED.

報告書年度

1991

発行年月

1992/07/01

報告者

担当氏名所属

富田 誠悦

狛江研究所送配電部配電研究室

キーワード

和文英文
電子回路 ELECTRONIC CIRCUITS
ノイズ障害 NOISE INTERFERENCES
ノイズ発生源 NOISE SOURCES
ノイズ対策 COUNTERMEASURES
電力品質 QUALITY OF ELECTRIC POWER
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry